新型スカイラインの2022年フルモデルチェンジは実現できるのか!? 星野副社長“日産はスカイラインをあきらめません”発言が具体化する日はいつか

画像ギャラリーはこちら

2021年6月に大手経済新聞紙上に“日産の象徴「スカイライン」開発中止へ”と報じられた記事に対し、日産自動車の星野副社長が『日産はスカイラインをあきらめません』と宣言し話題となったのは記憶に新しい。しかしこの“あきらめない”というコメントが「マイナーチェンジによる延命策の意味か」「新型が控えているなら“フルモデルチェンジする”と言うはず」と、むしろ日産ファンたちをやきもきさせる結果となった。果たして新型スカイラインはどうなっていくのだろうか。

目次[開く][閉じる]
  1. まさかのSUV化も!? スカイラインを巡る情報が錯綜している
  2. ヒントは“Z”に!? 現行V37型スカイラインのプラットフォームを流用したモデルチェンジを実施か
  3. 現行型デビューから8年目、2022年の新型スカイライン プロトタイプ発表に期待!

まさかのSUV化も!? スカイラインを巡る情報が錯綜している

日産 星野副社長の発言を機に、SNS上では次期型スカイラインについての論争が拡がっている。なにせ日産 スカイラインのファンは、日産好きの中でも飛び切り熱いことで知られている。新聞報道がガセであったことに安堵するいっぽうで、「スカイラインはやめない」ではなく「あきらめない」という曖昧な表現に引っかかっているファンは多いようだ。

同じように古くから続く老舗ブランドの「トヨタ クラウン」も、やはり新聞のすっぱ抜きで「次期クラウンがSUVになる」と報じられ、大きな反響となった。

「スカイラインも名前だけ継承したSUVになるのでは」と疑心暗鬼になっている声が特に多く聞かれる。

ヒントは“Z”に!? 現行V37型スカイラインのプラットフォームを流用したモデルチェンジを実施か

ここへきて、新型スカイラインはビッグマイナーチェンジかそれに近い規模のフルモデルチェンジで乗り切るのではないか、という説が浮上している。

前例は身近にある。ズバリ、新型フェアレディZのことだ。

2022年にも正式発売される見込みの新型フェアレディZはデザインを一新。V6 3リッターツインターボを搭載するなど、大きく変貌を遂げたが、実際のところ基本的な骨格(プラットフォーム)は現行のZ34型フェアレディZから多くを流用している模様だ。400馬力を誇るツインターボエンジンももともとはスカイライン 400R用だった。

とはいえ、こうしたことは他社を含め普通に行われていることでもある。

現行型デビューから8年目、2022年の新型スカイライン プロトタイプ発表に期待!

その新型フェアレディZのプラットフォームの源流をたどれば、スカイラインとも共通するFR-Lプラットフォームであり、2001年登場のV35型スカイラインからかれこれ20年に渡り改良に改良を重ねながら使い続けているものだ。ただしZ34型フェアレディZが登場した2008年の時点で、かなり大きな改良を実施。ほぼZ専用設計の仕様となっている点は強調しておく。

スカイラインについても、先進運転支援機能「プロパイロット2.0」を搭載するなど、最新モデルでもプラットフォームにも影響を及ぼす改良は常に行われている状況だ。2001年時点でのFR-Lプラットフォームとは、既に別物の状態と言って良いだろう。

現行型V37スカイラインの登場は2014年だからデビューから7年が経過している。2019年7月には大規模なマイナーチェンジを実施しているとはいえ、それからも既に2年が経過している。フルモデルチェンジは待ったなしの状況だ。

プロパイロット2.0やコネクティッド機能に最適化された内装デザインに進化

さて、新型スカイラインのあるべき姿について予想してみよう。

長年に渡り改良を重ね熟成を図ってきた基礎をベースにしながら、新型スカラインでは新時代に相応しいエクステリアデザインに刷新される。新型フェアレディZで行われたように、歴史的な過去モデルをモチーフにしたデザインが与えられるかもしれない。

内装については、プロパイロット2.0などの自動運転レベル2に相応しい先進的なレイアウトに改められるはずだ。具体的にはディスプレイの大型化や、ボイスコマンドによる操作の改善などが挙げれられる。

エンジンについては現行型を踏襲しV6 3.5リッターハイブリッドを中心に展開されるだろう。販売台数の拡大があまり望めない縦置きレイアウト(FR系)の新パワートレイン開発はなかなか厳しい状況ではあるが、日産独自のe-POWERなど、最新のハイブリッド技術の導入も検討して欲しいところだ。

もちろん、2021年9月6日段階で新型スカイラインに関する日産からの公式発表は皆無だ。同社の中期経営計画などにも“スカイライン”の文字はまだ現れていない。

しかしフェアレディZのように先行してプロトタイプを発表の上、2022年中もしくは2023年早々にもフルモデルチェンジを実施する流れを大いに期待したいところである。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダトオル/撮影:小林 岳夫・NISSAN]

日産/スカイライン
日産 スカイラインカタログを見る
新車価格:
456.9万円948万円
中古価格:
26.2万円2,066.3万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

日産 スカイラインの最新自動車ニュース/記事

日産のカタログ情報 日産 スカイラインのカタログ情報 日産の中古車検索 日産 スカイラインの中古車検索 日産の記事一覧 日産 スカイラインの記事一覧 日産のニュース一覧 日産 スカイラインのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる