「YOKOHAMA GEOLANDAR(ヨコハマ ジオランダー) H/T G056」タイヤテスト・試乗レポート/日下部保雄(1/3)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:原田淳
オンロード主体のYOKOHAMA 4x4クロカン専用タイヤが9年ぶりのフルモデルチェンジ
4輪駆動のヘビーデューティクロカンは、天候、環境を選ばないタフな性能に根強いファンを持っている。数は少ないとはいえ「ランクル」(トヨタ ランドクルーザー200/ランドクルーザープラド/ランドクルーザー70)、「三菱 パジェロ」と言ったフレーム付のクロカンの魅力は今も衰えないのはそのためだ。クロカン用タイヤにもクロカン同様のタフな性能が要求され、スポーツタイヤとは違った技術が求められる。
横浜ゴムの4x4クロカン専用タイヤは「GEOLANDAR(ジオランダー)」ブランド。各路面向けにM/T(マッド・テレーン)、A/T(オール・テレーン)などが揃っているが、メイン商品のH/Tは「ハイウェイ・テレーン」の略。クロカンと言えどもほとんどを過ごすオンロードを主体としたタイヤになる。
これまでの「YOKOHAMA GEOLANDAR HT-S G051」は2006年に登場したモデルなので、9年に渡るロングライフ商品。信頼度も高かったが、進化する4x4クロカンに合わせて性能アップが図られて登場したのが、新製品の「YOKOHAMA GEOLANDAR(ヨコハマ ジオランダー) H/T G056」だ。
H/Tとはいえど、力強いパターンはジオランダーの血筋
ジオランダー H/Tのモデルチェンジにあたっての開発目標は静粛性、力強さ、耐摩耗性、ウェットを含めたオンロードでの性能だ。それに向けて新しいジオランダー H/T G056ではパターン、コンパウンド、構造、プロファイルが決められた。
タイヤの顔、パターンは4本の縦溝を中心としてそこにジグザグを入れることでエッジ数を増やし、深溝化することで耐摩耗性、排水性を上げている。またサイプと呼ばれる細かい溝は、中で互いに支えあうような構造、3Dサイプとしており重量級の4x4に対応させている。
オンロードにおいても違和感のないパターンだが、力強さがあるのはジオランダーの血筋だ。
タイヤの断面形状、つまりプロファイルは路面に均一に接地圧がかかるような形状として、レーンチェンジやコーナリング時での各ブロックの接地圧変化を最小限として、安定性向上を図っている。
[従来型GEOLANDARに比べ、どこが進化したのか・・・次ページへ続く]
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