KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之(1/3)

KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之
KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 公道試乗1 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 公道試乗2 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 公道試乗3 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 公道試乗4 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 公道試乗5 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 サーキット・テストコース試乗1 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 サーキット・テストコース試乗 2 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 サーキット・テストコース試乗 3 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 サーキット・テストコース試乗 4 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 サーキット・テストコース試乗 5 KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」海外試乗レポート/嶋田智之 サーキット・テストコース試乗 6 画像ギャラリーはこちら

オートバイメーカーが造った「まるでオートバイのようなクルマ」

KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」 リアセクション部

まるでオートバイのようなクルマ、と形容されるスポーツカーというのがいくつか存在する。例えばケータハム・セブンなどは、その代表例といえるだろう。セブンは間違いなく超軽量級スポーツカーの中で最も魅力的なチョイスのひとつだ。とはいえ、ケータハムはF1こそ作ってはいるけれど、オートバイを作ったことは一度もない。だが、こちらは正真正銘のオートバイメーカーが作ったオートバイようなクルマ。オーストリアのKTMというメーカーが販売している「X-BOW」(クロスボウ)である。

日本のホンダやスズキなどもオートバイ作りからスタートし、現在では2輪と4輪を並行して生産することでも世界中に名前を知られているが、どちらも実用系からスポーツ系まで幅広く手掛ける総合メーカー。少なくとも現在は“オートバイのような”と形容されるスポーツカーは作っていない。

KTMが面白いのは、オートバイも一貫してスポーツ性の高いモデルしか手掛けないところ。大昔に僅かな期間のみモペットを作ったことはあるが、基本的には実用車には目を向けていない。そういうメーカーだから、自社ブランドのクルマを作ろうと考えたときも、スポーツカー以外には全く目が向かなかったようだ。そして2007年のジュネーブ・ショーで発表されたのがX-BOW、というわけだ。

KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」 サイドビューKTM「X-BOW(クロスボウ) GT」KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」

X-BOWというスポーツカー

KTM「X-BOW(クロスボウ) GT」 フロント周り

KTM X-BOWはマニアの間ではよく知られた存在だが、一般的にはメジャーな存在とは言い難い。簡単に説明をしておく必要があるかも知れない。

KTMはオートバイの分野でもモータースポーツというものを大切にしていて、当たり前に競技専用車も販売していれば、公道用のモデルにもそのテイストを強く盛り込んだものが多い。X-BOWも同じフィロソフィの中から生まれている。サーキット走行を堪能できるパフォーマンスを持ち、ワンメイクレースなどにほぼそのまま参加できるマシンであるが、街中でもその非日常的な気分をたっぷり味わえるうえにワインディングロード辺りでは何の不満もなくスポーツドライビングを楽しめる。全方位的にスポーツできるクルマとして計画されたといっていいだろう。

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嶋田 智之
筆者嶋田 智之

本人いわく「ヤミ鍋系」のエンスー自動車雑誌、『Tipo』の編集長を長く務め、スーパーカー専門誌『ROSSO』の総編集長を担当した後、フリーランスとして独立。2011年からクルマとヒトに照準を絞った「モノ書き兼エディター」として活動中。自動車イベントではトークのゲストとして声が掛かることも多い。世界各国のスポーツカーやヒストリックカー、新旧スーパーカー、世界に数台の歴史的な名車や1000PSオーバーのチューニングカーなどを筆頭に、ステアリングを握ったクルマの種類は業界でもトップクラス。過去の経歴から速いクルマばかりを好むと見られがちだが、その実はステアリングと4つのタイヤさえあるならどんなクルマでも楽しめてしまう自動車博愛主義者でもある。1964年生まれ。記事一覧を見る

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