プジョー 5008 試乗レポート/飯田裕子(1/3)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:オートックワン編集部
ミニバン全盛の日本で、あえてプジョー5008を選ぶ理由
フランス・プジョーから、3列シートのミニバン「5008」がデビューした。ミニバンカテゴリーがすっかり根付いた日本だが、日本製のそれとはどこがどう違うのか。飯田裕子サンのレポートでお届けする。
近年、フランスの出生率は上がり人口は増加傾向、1世帯当たりの人数も増えているという。そこで最近はフランスでも、ファミリー向けにミニバンの人気が高まっているのだとか。子育て世代にとって、ミニバンが実用的であるのはどの国でも同じようだ。
そんなファミリーミニバン需要の高まるフランス・プジョーから登場した、3列シートタイプの7人乗りの「5008」。プジョーが初めて日本市場で販売するミニバンである。本国では3年前に発売を開始したこのモデルは、6速ATの採用を待って日本にも導入されることになったのだ。1.6リッターターボエンジン(156PS)と6速ATとの組み合わせは、すでに308や508、RCZなどに採用済みの環境性能と走りの質のバランスに優れたコンビ。実用性や走りの質にこだわって日本にやってきた5008の「機は熟した」的な実力に、期待している方も少なくないのではないか。
ミニバン人気の日本にあって、プジョーはフレンチテイストのミニバンでいかに効果的に新たな刺激を生み出すだろうか。
グレードはベーシックな「Premium(プレミアム)」と上級版「Cielo(シエロ)」
プジョー5008は、同じくミドルクラスの欧州ミニバン、フォルクスワーゲンの「ゴルフ トゥーラン」などがライバル視される。が、乗り味やムードは異なり個性は被らない。
5008は、多彩なシートアレンジの中にヨーロッパのミニバンらしさを感じる。居住スペースや荷物スペースのフレキシブルな利便性と開放感のある室内、そしてシンプルながら質実の感じられるインテリアを持つ。
剛性の高いボディには、フランス車らしいドライブフィールも与えられていた。300万円からスタートする価格も魅力的だ。ちなみにモデルバリエーションはベーシックな「Premium(プレミアム)」と、機能や装備がプラスされた「Cielo(シエロ)」の2つである。
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