プジョー 308 新車発表会速報
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307から308へ
今月8日、プジョーから“308”が発表され、報道陣に披露された。昨年9月、一足先に本国フランスより世界デビューを果たしたプジョー308が、ついに日本へもやってきた。プジョーシリーズで、極めて重要なポジションに位置する308は、307のアイデンティティを取り入れつつ、308の新たなテイストを組み合わせた、全く新しいプジョー車初の第8世代モデルということになる。
プジョー308は、1.6L 4ATの“Premium”と“Cielo”。そして、同じく1.6L 6MTの“GTi”の3タイプを設定。どれもPSAとBMWの共同開発エンジンを搭載し、全てターボチャージャー付きの直列4気筒エンジンである。
会場には、本国フランスのPSAグループ デザインセンターより、この308デザインを統括したジェローム・ガリック氏も駆け付け、308に込められたデザインメッセージを披露してくれた。ジェローム・ガリック氏は「まず308をデザインする上で心掛けたことは、従来のプジョーのデザインエッセンスを入れつつ、大胆、そして魅力的で、尚且つ道路上で目立つデザインにすること」とし、プジョー特有の“Feline”(猫科の意)要素を用いて、308の至る所で見られるV字デザインや、丸みを持たせた躍動的で美しいラインで構成されるデザイン案を採用したのだと言う。当初は、ピ二ンファリーナもデザイン開発に加わっていたが、最終デザイン選考までには残らなかったのだという。つまり308に対するデザインの重要性が、計り知れないということが伺われた。
またプジョー・シトロエン・ジャポン株式会社のティエリー・ポワラ社長は、スピーチで、「目の肥えた日本のプジョーファンもきっと満足してくれるに違いない。ミディアム・プレミアムカーとして、そして908のル・マンでの成功を踏まえ、これらで培った自信と誇りをプジョーの熱狂的なファン、そして新たなプジョーファンへ届けたい。」と、熱いコメントを残した。 発表会場では、先日のジュネーブモーターショーで初披露され、今後日本導入される予定の“プジョー308sw”も展示されており、308シリーズの躍進を予感させるお披露目となった。
プジョー308シリーズ発売は、6月2日(月)より、全国の正規販売ディーラーでスタートさせる。307から308へ。プジョーの新たな注目モデルに期待して行きたい。
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