プジョー1007 新型車徹底解説
- 筆者:
- カメラマン:菊池一仁
従来モデルとは一線を画す、0を2つ連ねたネーミング
プジョーは、コンパクトカーながら両側電動ドアという斬新なコンセプトの新型車「1007」を発表した。プジョーのモデルネームは常に真ん中に<0>を置いた名前が付けられてきた。1007はこのルールを越える初めてのクルマとなる。
「1007」のデザインはピニンファリーナとプジョーのデザイン部門との共同作業で行われた。両側スライドドアのコンセプトをもとに、基本となるエクステリアデザインを開発。そこにプジョーのデザイン部門が遊び心に溢れた斬新なインテリアデザインを施した。フロントマスクにはつり上がった大型のヘッドライト、大きなグリルが支えるフロントバンパーなど、プジョーの新しいデザインアイデンティティである”Feline(猫科の動物)”のルックスが与えられる。リアを巻き込むようにデザインされたスライディングドアレールとテールゲートモール、三角形のリアサイドが印象的なリアスタイルは、1007のスタイルをよりダイナミックに表現する。
インテリアには、1007のために開発された”Cameleo(カメレオ)”コンセプトを採用。これは、ドアトリムやシートトリムなどのインテリアのパーツをバラエティに富んだ12種類のデザインシリースからチョイスできるシステム。 マジックテープやクリップなどを使用しており、工具を一切使うことなく、およそ15分でインテリアの雰囲気を新しくすることが可能。
高めに設定されたドライビングポジションは、四隅を楽に見渡せる良好な視界。全長3,771mm、全幅3,731mmというコンパクトサイズながら、室内空間は広々とした印象。1,620mmという車高は、リアシートにも十分なヘッドクリアランスを確保する。
多彩なシートアレンジも1007の大きな特徴。フロントシートは運転席で230mm、助手席で280mmの前後調整が可能。独立式の左右2つのリアシートは、前後最大230mmのスライドコントロールが可能。またリアシートはもちろん、助手席のシートバックも前方向へフラットに折りたたむことができる。またリアシートを最前方まで移動してシートバックを倒せば、通常246リットルのラゲッジスペースを416リットルまで拡大することができる。
1007に搭載されるエンジンは2タイプ。1.4リットルSOHCエンジンは、54kW(74ps)/5,400prmの最高出力と118Nm(12.2kg-m)/3,300rpmの最大トルクを発生。1.6リットルDOHCエンジンは、80kW(108ps)/5,570rpmの最高主力と147Nm(15.0kg-m)/4,000rpmの最大トルクを発揮。全回転域でフラットなトルク特性をもち、滑らかで上質なフィールを提供する。
トランスミッションには、マニュアルシフトの楽しさを味わうことができる新開発の2トロニックトランスミッションを搭載。ステアリングホイール横のコントロールパネルによって、ギアをチョイスすることが可能だ。
価格は「1007 1.4」が199万円、「1007 1.6」が229万円で。サンルーフ、ESP、盗難防止アラームがセットされた「パッケージ オプション」(1007 1.6に対応)は20万円となっている。 (いずれもメーカー希望小売価格、消費税込)。
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