日産 モコ 新型車徹底解説

  • 筆者:
  • カメラマン:島村栄二
日産 モコ 新型車徹底解説
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日産らしいデザインクオリティのスモールカー

日産の軽自動車「モコ」がフルモデルチェンジした。スズキの「MRワゴン」からのOEM車だが、MRワゴンは“かわいい”のに対し、モコはそれプラス“カッコイイ”も備わったクルマとなっている。

モノフォルムデザインがスタイリッシュな新型モコ。ノンターボ車とターボ車でそれ程大胆な違いはつけず、ターボ車にはカジュアルでスポーティな感覚のフロントグリルや14インチアルミロードホイール、フォグランプが装備される程度。ターボ車に”走り”のイメージを押し付けるようなことはしていない。そのほか、Aピラーはグレードによって、ボディカラーと同色のものとブラックアウトピラーが用意されている。外装色は日産専用色を含む全8色。なお、大型ヘッドランプとラジエーターグリルに、MRワゴンとの違いを表している。

インテリアは、シンプルで見易い大型スピードメーターを設定、メーターの中央部にはシフトポジションインジケーターを表示するなど、ドライバーに優しいデザインとなっている。そして、モコのロゴがあしらってあるオシャレなシートは、ベンチシートでゆったり座れて運転席/助手席の移動もスムーズな前席と、5:5分割の後席はシートスライドとリクライニングができて、ワンタッチ操作のダブルフォールディングシートとなっている。こんなモコの内装色は、ボディカラーに合わせたカラー2色が用意されている。

軽自動車初装備として、消臭シート&吸音・消臭天井が全車に標準装備されている。そのほか、UVカットガラスやステアリングなどに抗菌仕 様。ディーラーオプションでは花粉に対応するクリーンフィルターなど、嬉しい装備が満載である。

エンジンは、エコノミーでクリーンなK6A DOHC VVTエンジンと、パワフルな加速も可能なK6A DOHC インタークーラーターボエンジンを搭載。軽ハイトワゴン トップレベルの21km/Lという低燃費を実現。平成17年基準排出ガス75%低減レベル(ターボ車は平成17年基準排出ガス50%低減レベル)など、環境性能にも充分配慮されている。

かわいくて、カッコイイ。それだけでなく、シートアンダートレイがついて座面を上げれば買い物袋やバックが収納できるボックスとなっている助手席など利便性にも優れた、万能コンパクトカーとなっている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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