間もなく公開、映画「さらば あぶない刑事」～ヨコハマでゴールドのレパードを目撃せよ！～(3/5)

ユージがあやつるF31レパードの豪快なテールスライドに興奮したあの頃・・・

シャシー系はR31スカイラインと基本コンポーネントを共用しており、サスペンションはフロント・ストラット／リア・セミトレーリングアーム式だが、上級グレードには路面状況やハンドルの操作具合、車速などに応じてショックアブソーバーの減衰力を自動切り換えする「スーパーソニックサスペンション」や、運転席・助手席のシートを左右非対称にし、個別に適した設計とした「パートナーコンフォートシート」なども採用されている。

劇中ではVG30DEエンジンを搭載した前期型の最上級グレード「3.0アルティマ」(ゴールドメタリック2トーン)にトランクに自動車電話用アンテナを装着していた「港303」が、リアのサスペンションをグーッと沈ませながら加速して犯人の追跡を行なう姿を覚えている人も多いだろう。

また、もっとあぶない刑事では255psを発揮するVG30DETエンジンを搭載した後期型のアルティマ(ダークブルー2トーン)「港302」はハイパワーとなったことで、ドリフトやホイールスピンもより豪快となった。

30年経った今なお人気を集めるF31レパード

どちらのモデルも最新モデルながらも毎回激しいカーアクションに用いられており、片輪走行やペンキまみれにもなった。擦り傷はもちろん、フロントやルーフの凹みや、ホイールキャップの外れと破損も多かったそうだ。

当時、このクラスのスペシャリティクーペ市場はトヨタ ソアラの一人勝ちでレパードは販売的に苦戦を強いられていたが、あぶ刑事効果で一躍有名になった。元々販売台数が少ないこともあり、中古車市場では現在はソアラよりも高値を維持しており、神奈川県平塚市にはレパード専門店「カーショップフレンド」まで存在している。

[最新版の覆面パトカーは、まさかのスーパーカー！？・・・次ページへ続く]