NISSAN GT-Rセミナー「World of GT-R・・・3年後の姿」(1/3)
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GT-Rを軸とする新しいクルマの在り方
日産グローバル本社ギャラリーで10月23日、NISSAN GT-R開発責任者である水野和敏氏によるセミナー「World of GT-R・・・3年後の姿」が開催された。
会場に用意された椅子はすべて満席となり、その周りを大勢の立ち見が埋め尽くす盛況ぶりで、約350人が訪れた。
壇上に立った水野氏は、まず発売から3年経ったGT-Rについて、
「3年前はこんなスーパーカーをつくってどうするのかと言われたが、いまや世界の中の一つのブランドとして認められるようになった。有名なF1ドライバーが何人もご愛顧いただいている。また、ニュルブルクリンクではドイツ人がGT-Rに乗って、ヨーロッパのスポーツカーに乗っている人に自慢していた。僕自身も想像できなかったが、そういう姿を目の当たりにして、こういうクルマをつくってよかったと思う」
と述べた。
「3年前に僕は、GT-Rの本当の姿は3年後にあると言わせてもらったが、1台のクルマを核にして、自動車というものがどういう世界をつくれるのか、どういう感動を作れるのか、そんな世界にチャレンジしてみたいと思ってああいう言葉を言った。今、3年経って、その姿を皆様にご覧いただけるようになったので、今日はそういうお話をさせていただきたい」
とし、「World of GT-R」と題したGT-Rを軸とした新しいクルマのありかたについて説明した。
水野氏は、GT-Rではマルチパフォーマンスを一つのテーマとしたと言う。
「今までのスーパーカーはお金と腕のある人だけのものだったが、走る喜び、所有する喜びはみんなが持っているから、もっとオープンにすべきだ」
とし、そのために、ニュルブルクリンクで7分30秒を切れる性能を持たせながらも、奥様がATで街乗りできるクルマにし、トランクや後席も設けたと言う。
また、スーパーカーはエコロジーとは別の大事なファクターを持っていると言う。それはどのように事故を防ぎ、人の命を守るのかだと言い、一例として、国土交通省に出す届け出のブレーキテストを挙げた。
一般的なクルマでは、100km/hから80kgの踏力で止まるのに必要な距離は55m程度。スポーツカーでも40~43mほど。そこをGT-Rでは35mで止まれると言う。
「実際の街中では、それらのクルマが混在しているという問題意識を持って欲しい」とした。
さらに「なぜそういうクルマを作らないのか?事故が起こるのは人間の想像と実際のクルマの性能のギャップにある」と述べ、もし想像よりも遙かに性能が高ければ事故は起こらないはずだとした。
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