フィアット、「イタリアン・ソウル」キャンペーン開始
フィアットは、新しい広告手法として「イタリアン・ソウル」キャンペーンを開始する。
イタリアン・ソウルは、2008年日本に導入後、多くのファンを生み出したイタリアン・アイコンである「FIAT 500」のブランドコミュニケーション活動。グローバルで展開されるユニークな表現を使いながら、日本では、マス媒体とCGMの仕掛けを組み合わせることによって、多面的な展開を実施し、より多くの新しい顧客を作り出す新しい宣伝手法としている。
1. コンセプト
■「ジェスチャー」は、「言葉」より強い。「ジェスチャー」はユニバーサル。
イタリア人特有の「ジェスチャー」を使用したユニークな演出によるFIAT 500のブランド表現。
■テレビとウェブサイトを組み合わせたクロスメディア手法。
「ジェスチャー」の組み合わせの楽しい「遊び」による潜在的な顧客づくり。
■CGM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)を組み合わせ、「口コミ」「バズ」を喚起する仕掛けづくり。
2. TVCF クリエイティヴ表現について
ロックサウンドのリズムに軽妙に合わせて、画面に人の「手」と「FIAT 500」が現れ、互いにコミュニケーションを始める。「手」は「FIAT 500」 に、いたずらっぽい仕草で、ぐるぐる回ったり飛び上がったりするよう促す。これは、「ジェスチャーによるダイアログ(会話)」とも言えるもので、そのカジュアルでありながら、強いインパクトのある「ジェスチャー会話」は、「FIAT 500」のクルマとしてのブランドキャラクターを直感的に「語っている」とも言える。
この『イタリアン・ソウル』キャンペーンは、テレビとインターネットを通じて、イタリア人の多くが日常的に使っているジェスチャーが使われている。例えば、ほかのクルマに「お先にどうぞ!」や、歩行者に向かって「こんにちは!」、ほかの運転手に「間違った運転方法だよ!」などです。これらの言わば「サイン」を組み合わせることによって、ユニークに「FIAT 500らしさ」を表現している。
3. 展開計画
媒体:テレビ全国スポット インターネットバナー広告 4月26日~5月末
ミニサイト“Italian Soul”開設 4月26日より
TVCFで表現された「ジェスチャーによる会話」を、ユーザーの「遊び」に変えるのがこのサイトの役割。このミニサイトでは、イタリア人が日常でよく使う「ジェスチャー」50種類を選び、それぞれの意味を解説する。同時にユーザーは50文字の自由入力テキストと5種類の「ジェスチャームービー」を作成することが可能。
4月26日~5月10日の間は、このサイトは「イタリアンジェスチャー」の解読ができる辞書「ディクショナリー」として機能する。その後 5月11日以降では、このサイトにて「メッセージムービー」の作成が可能となる。
作成したメッセージムービーは、twitterやブログに投稿することが可能。この「遊び」により、ユーザーは新しいコミュニケーションのツールを使って、友人との「ジェスチャー会話」が楽しめる。
この記事にコメントする