GT-Rのエンジン職人があのサファリを本気でチューン! 中東版パトロールNISMOがスゴすぎた
かつて日本でも売られていた日産のフルサイズSUVのサファリ(海外名パトロール)が、大幅にカッコよくなっていた! モータースポーツのノウハウを注入したNISMO仕様も大幅にパワーアップ。しかもこれ、ただのNISMO版ってだけでなく、GT-Rのエンジンを手がける職人が本気で手を入れているという。日本市場への投入はなさそうだが、一体どんな仕上がりなのか?
サファリは今も世界的に人気車種だった
そもそも日産 サファリはトヨタ ランドクルーザーや三菱 パジェロと並ぶ超本格派クロカンとして1951年に初代モデルがデビュー。残念ながら2007年を以て日本市場から姿を消したが、今なお中近東や北米市場で進化を遂げている。
現行モデルは7代目にあたり、2010年に発売。その後幾度もマイナーチェンジを経て、2019年にビッグマイナーチェンジを受けている。
ちなみに搭載されるエンジンは4.6リッターV8エンジンで、最高出力400hp、最大トルク57.1kg-mを発揮するモンスターマシンである。
専用パーツに注目! 見た目はスポーツSUVだ
2021年3月31日に日産の中東部門がその最強モデル「パトロールNISMO」を発表。通常のパトロールと比べると、見た目も大幅に手が加えられている。
ボディ下部を一周するようにNISMOのアイコンでもあるレッドの挿し色が加えられており、22インチの専用アルミホイールを装着する。もちろん随所にNISMOエンブレムが奢られるなど、見た目も大幅に差別化を図っている。
GR-Rの専門家が開発! もしや世界最強のSUVかも
ただ、このパトロールNISMOはそれだけではない。先にも述べた通り、チューニングをGT-Rのエキスパートが手がけているのだ。具体的には、横浜にあるエンジン工場でGT-Rのエンジンを手作業で組み立てることを許可された4人のマスターエンジンビルダーを含む「匠」チームがチューニングを施しているという。
搭載されるエンジンは5.6リッターと標準モデルと同じながら、最大出力を428hpと28hpパワーアップされてる。
加えて、フロントバンパーの両サイドに抱くとを追加して走行安定性を向上。リアには専用のルーフスポイラーが、さらに放熱性能を引き上げるなど、ブレーキも性能も強化されているのだ。
おそらく、というよりも絶対に日本市場で正規販売は行われないだろう。だが、あのサファリをGT-Rのエキスパートが手がけたモデルとあらば、ぜひとも乗ってみたいところだ。あるいは、エスクトレイルなど日本市場にも、これほどワクワクするモデルを販売してもらいたい。今後のNISMOロードカーの展望に注目だ!
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
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