ポルシェ、911スピードスターコンセプトを公開!市販化の予定は?
ポルシェのスピードスターモデルは、2010年に356台が製造されたタイプ997の911スピードスターをもって生産が中断されていたが、今回、ポルシェスポーツカーの誕生70周年を記念した911スピードスターコンセプトが公開された。
>>911スピードスターコンセプトの内外装デザインを画像でチェック!
同モデルは、非常にエキサイティングなオープントップスポーツカーの公道仕様スタディモデルで、1948年6月8日に登録された初代ポルシェ 356 “No.1” ロードスターと今日のポルシェモデルの間をつなぐモデルとなっている。
ツートンシェルに覆われたドライブテクノロジーは現行型のGTモデルに基づいており、911 GT2 RSやGT3 RSが生まれたヴァイザッハのポルシェモータースポーツセンターで開発された。
このコンセプトカーの生産型は2019年まで公開されることはないが、将来的な市販車としてのポテンシャルを垣間見ることができる。市販化を進めるか否かの判断は、今後数ヶ月以内に決定される。
ポルシェ356 1500スピードスターなどの過去モデルを彷彿とさせるデザインが特徴
911スピードスターコンセプトはいっそう傾斜したフロントウインドウと短いウインドウフレーム、またこれに合わせて短縮されたサイドウインドウなどが特徴だ。非常に低いフライラインを備えた力強いデザインは、ポルシェ356 1500スピードスターなどの過去のモデルを彷彿とさせる。
フロントシート後方では、1988年の911スピードスター以来の伝統的なエレメントであるダブルバブルカーボンファイバー製リアカバーが、ロールオーバープロテクション構造を覆っている。バブル間の対照的な2つのブラックスラットは空力機能を付加し、透明なプレキシガラス製ディフレクターには“70 years of Porsche”ロゴが刻印される。
さらに、911スピードスターコンセプトは、歴史的オリジナルモデルのように、コンバーチブルトップの代わりに軽量トノカバーを備えている。駐車時に車内を雨から守るこのカバーは、8個のTenaxファスナーで取り付けられる。
また、スピードスターフィロソフィの核となる軽量設計は、ナビゲーション、ラジオ、およびエアコンシステムの全てが排除されたインテリアに受け継がれている。フルバケットシートはカーボン製で、コニャック356のライトブラウンのアニリンレザーカバーは、先代ゆずりのクラシックな仕様となっている。
ワイドなボディは911 カレラ4カブリオレから採用
コンセプトカーのワイドなボディは911 カレラ4カブリオレから採用されており、フェンダー、フロントフード、およびリアカバーは軽量の炭素繊維複合材料でできている。
GTシルバーとホワイトの伝統的なボディカラーは、フロントフード中央に配置された50年代スタイルのセンター燃料タンクキャップ、クラシックなタルボ形状のドアミラー、ヘッドライトのユニークなデザインなど、丁寧に仕上げた他の多くの細部と同様に、かつてのポルシェ レーシングカーを想起させる。
十字型のような効果を生み出すヘッドライトカバーの表面処理は、ポルシェ モータースポーツの黎明期に普及した、飛び石による破損を防ぐためヘッドライトにテーピングを施すという慣例への敬意を表したもの。ワイドなBピラーと車体後部は、圧延金メッキされた“Speedster”のレタリングで飾られている。
911スピードスターコンセプトは、最先端のコンポーネントを備えている。シャシーは911 GT3由来で、フックスデザインの21インチホイールはハイグロスポリッシュのクローバーリーフが細かなコントラストを生み出す。このタイプのホイールとしては、初めてセンターロック方式が採用された。
チタン製テールパイプを備えたエグゾーストシステムと6速マニュアルトランスミッションを含むパワートレインも、最新のGTモデルから受け継いでいる。このミニマリストのコンセプトカーに搭載される水平対向6気筒エンジンは、最高出力500PSを発生し最高回転数は9000rpmに達する。
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