プジョー、3列シートの新型SUV「5008」を発売
プジョー・シトロエン・ジャポンは9月25日、3列7席の空間を実現した新型SUV「5008」を国内発表し販売する。
3月14日に発表された「3008」同様、新型5008はコンセプトやデザインを先代から一新し、プレミアムSUVへと生まれ変わった。3008の特長であるi-Cockpitや高いドライビングプレジャー、ユニークなデザインコードを受け継ぎつつ、拡大して余裕ある室内スペースに独立した7座を配置している。
プラットフォームは3008と同じくEMP2を採用。グレードは、1.6リッター直4ガソリンターボの「5008 Allure」404万円(消費税込)と、2リッター直4ディーゼルターボの「5008 GT BlueHDi」454万円(消費税込)の2車種をラインアップしている。
プレミアムで高効率な3列7シーターSUV
新型5008のボディサイズは、全長4640×全幅1840mm(GTは1860mm)×全高1650mm、ホイールベースは2840mm で、全幅・全高は3008と同等レベルであるものの、3008比で+165mmのホイールベースと+190mmの全長が、この新しいSUVを特長付けている。
フロントオーバーハングからフロントドアまでは3008と共通であることから、このボディ拡大の恩恵は主として2列目シートからラゲッジルームに注がれている。よりコンパクトかつスポーティなルーフラインの3008に対して、5008のルーフはリアエンドの絞込みを少なくし、大きな室内スペースを確保した。
2列目シートは独立3座でそれぞれ15cmの前後スライドと5段階のリクライニングが可能。
荷室容量は5名乗車時では762リットル(VDA法)を実現しており、2列目シートを畳んだ2名乗車では荷室容量は1862リットルに拡大する。またパセンジャーシートバックまでを倒すと、約3.2mの長尺物を載せることもできる。3列目の2座は取り外すこともでき、その場合、両側合計で約38リットルの床下収納が可能となる。
高い積載能力を持ち合わせながらボディはDセグメントとして小柄であり、都市部での取り回しの良さを維持している。
1.6リッター直4ガソリンターボと2リッター直4ディーゼルターボを設定
パワートレインは3008と共通で、121kW(165ps)/240Nmの1.6リッター直4ガソリンターボと133kw(180ps)/400Nmの2リッター直4ディーゼルターボが、1550kg~1690kgのボディを軽快に加速させる。
トランスミッションには6速オートマチック(EAT6)を組み合わせ、駆動輪は前輪のみ。5008 GT BlueHDiには砂や泥など様々な路面に対して最適なトラクション制御を行なうアドバンストグリップコントロールを搭載し、FWDながら優れた悪路走破性を実現した。アドバンストグリップコントロール搭載モデルは、マッド&スノーのオールシーズンタイヤが装着される。
安全装備
5008の安全装備はAllure、GTともに、3008のフラッグシップである3008GTと同等。アクティブセーフティブレーキ、アクティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、アクティブブラインドスポットモニターシステム、スピードリミットインフォメーション、インテリジェントハイビームなど最新の装備を標準装着している。
またリアバンパー下への“キックアクション”で電動テールゲートを開閉できるハンズフリーシステムなど、快適装備も充実している。
レザーパッケージ
プレミアムSUVであり新型5008には、レザーパッケージも用意されている(GT BlueHDiのみに装着可能)。
5008 GT BlueHDiの標準シートはアルカンタラ&テップレザーだが、レザーパッケージ(消費税込50万円)を選択するとナッパレザーへとアップグレードされ、電動調整(運転席はメモリー付き)、マルチポイントランバーサポート(シートバックに埋め込んだ8つの空気室を微調整する)、そして前席シートヒーターが備わる。レザーパッケージには15万円(消費税込)のパノラミックサンルーフのオプションが含まれる。
ボディカラー
新型5008にはユニークなボディカラーを用意している。なかでも3008には設定がないエメラルド・クリスタル、パイライト・ベージュ、エジプシャン・ブルーはエレガントなフランス車らしく落ち着きがあり、かつSUVカテゴリーとしては稀有な色合いに仕上がっている。
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