マツダ、ノルウェー仕様「RX-8ハイドロジェンRE」公開
マツダは、一昨日オスロで行われたHyNorの水素ステーション開所を祝う記念式典で、ノルウェー仕様の水素自動車「マツダRX-8ハイドロジェンRE」を公開した。
HyNorとは、オスロからスタバンゲル間を結ぶハイウエーの各拠点に水素ステーションを設置し、全長580kmを水素自動車で走行可能にすることを目指すノルウェーの国家プロジェクトで、今回の水素ステーションのオープンによって、HyNorはノルウェーでの水素インフラ構築に向けた大きな一歩を踏み出した。
式典にはホーコン ノルウェー王国皇太子とリーヴ・シグネ・ナーヴァルセーテ運輸・通信大臣も出席され、皇太子が水素を給燃されたあと、運輸・通信大臣がオスロからドランメンの水素ステーションまでクリーンな水素ロータリーエンジン車でのドライブを満喫した。マツダは、今回発表した1号車に続いてノルウェー仕様の「RX-8ハイドロジェンRE」を順次供給し、今年の夏からHyNorを通じてリース販売を開始する。
マツダは、2006年に日本国内で「RX-8ハイドロジェンRE」のリース販売を開始しており、今回のHyNor向けには、欧州のノルウェーに適した仕様とするため、左ハンドルのマニュアルトランスミッション車としている。18年にわたるマツダの水素燃料研究開発の成果として実現した、水素とガソリンのどちらでも走行できるデュアルフューエルシステム搭載の水素ロータリーエンジン車は、水素ステーションなどのインフラが未整備の地域でも、水素燃料切れの不安なく走行できる高い利便性を発揮する。
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