フォルクスワーゲン グループ、2015年1月~10月に826万台の新車を販売
2015年1月~10月の昨年同期では-1.7%
フォルクスワーゲン グループは、2015年1月~10月に全世界で826万台の新車を販売したと発表した。
アジア太平洋地域全体では、グループの1月~10月における販売台数の合計は321万台で、そのうち、最大の単一マーケットである中国が289万台を占めている。
また、北米市場では成長を記録し、1月~10月の新車販売は773,600台。その大半を占める505,900台が米国で販売され、昨年同期と比較して3.4%増加した。
一方、依然として経済状況が厳しい南米市場では、グループ全体の販売台数は26.4%減と大幅に減少したのだが、ブラジルでの販売台数が337,300台だったことが主な要因となる。
西ヨーロッパ地域では、1月~10月に前年同期比5.4%増となる290万台の新車を販売。特にスペインとイタリアでの販売が好調で、それぞれ16.3%増、8.6%増となった。ドイツでも4.1%増で好調な販売となった。
しかし、ロシアでは37.0%減、中央・東ヨ ーロッパ地域でも販売台数が減少し、この地域では10月までに506,700台の新車を販売した。
2015年10月はディーゼル問題を受けVW車は販売台数減少
2015年10月は、フォルクスワーゲン ブランドはディーゼル問題の対象車両の販売を停止した結果、一部の市場においてその影響を受け、販売台数は前年同月と比べて5.3%減少している。
その一方、アウディは販売を伸ばし2.0%増、ポルシェも18.2%増と、昨年10月に比べて大幅に販売台数を増やした。
市場別では、ヨーロッパにおける販売が1.5%減と若干減少した一方で、北米では6.8%の販売増を記録した。
南米の市場状況は相変わらず厳しいが、中国におけるフォルクスワーゲングループの販売台数は、10月は1.6%増と微増している。(いずれも2014年10月との比較)
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