ボルボ、Drive-Eパワートレーンの性能を高める『ポールスター・パフォーマンス・パッケージ』を発売
ボルボ・カー・ジャパンは、Drive-Eパワートレーンのディーゼル仕様「D4」及びガソリン仕様「T5」の出力やトルク特性、シフトプログラムを総合的に調整し、ドライビングパフォーマンスを向上させる専用エンジン・マネジメント・プログラム「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」を、9月17日より発売開始する。
「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」は、ボルボのパフォーマンス・チューニング部門であるポールスターがモータースポーツで培ったノウハウを用いて開発した専用のエンジン・マネジメント・プログラム。
2012年より発売を開始し、これまでにもガソリン仕様であるT4、T6エンジンに設定している。
そして今回は、Drive-Eパワートレーン「D4」、「T5」エンジン用プログラムを新たに開発。これによりディーゼルのD4エンジンの最高出力は10PSアップの200PSに、最大トルクは40Nmアップの440Nmに向上、ガソリンのT5エンジンでは、最高出力を8PSアップの253PSに、最大トルクは50Nmアップの400Nmに向上した。
新しい「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」では特に中速回転域エンジンの出力向上を図っており、D4では16ps/40Nm(2000-4500rpm)、T5では25ps/50Nm(1500-3500rpm)の中速回転域におけるパワーアップを実現した。
また、スロットルレスポンスを改善し、追い越し時やワインディングなどでよりドライバーの意志に忠実に反応するようチューニングされている。トランスミッションの変速スピードを高め、素早いシフトダウンを可能にするとともに、変速の精度も向上したことで即座に加速体制へと移行することができる。
コーナリング中に車両を不安定にさせるような不要なギアシフトを防ぐホールド機能も備わる。
さらに短いブレーキングの後にコーナーへ進入する際などのオフスロットルレスポンスもスポーツドライビングに最適化しており、高速コーナリング時にも車両のバランスを維持しやすくなるなど、ドライバビリティを高める一方で、CO2排出量、燃費性能はノーマルと同等の数値となっている。
ポールスター・パフォーマンス・パッケージ概要
・専用ソフトウェア
・POLESTARリアエンブレム
・オーナズブック(英語版)
・POLESTARソフトウェア搭載認定証
・メーカー保証
価格(消費税込):188,000円 (作業工賃含む)
対象モデル
・D4エンジン(エンジン型式:D4204T14)搭載モデル(V40、V40クロスカントリー、S60、V60、XC60)
・T4エンジン(エンジン型式:B4164T)搭載モデル(V40、V40クロスカントリー、S60、V60、V70 2011年-15年モデル)
・T5エンジン(エンジン型式:B4204T11)搭載モデル(V40、V40クロスカントリー、S60、V60、V70、XC70 2014年モデル以降)
・T6エンジン(エンジン型式:B6304T4)搭載モデル (S60、V60、XC60、V70、XC70、S80 2011年-15年モデル)
・T6エンジン(エンジン型式:B6304T2)搭載モデル (XC60、V70、XC70、S80 2008年-10年モデル)
この記事にコメントする