トヨタ、パッソをマイナーチェンジし燃費27.6km/Lを実現
トヨタは、パッソをマイナーチェンジし4月14日に発売した。月販目標台数は5,000台、店頭発表会は5月10日(土)、11日(日)を予定している。あわせて、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についてもベース車と同様の改良を施すとともに、シートが下降したときの高さと、格納したときの前後スライド位置、リクライニング角度を記憶する機能を追加し、使用性を向上させている。発売は2014年7月を予定。
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今回のマイナーチェンジでは低燃費を追求し、1.0L・2WD車(除くX“V package”)でガソリンエンジン登録車トップの27.6km/L(CO2排出量:84g/km)を実現。従来型から燃費を約30%向上し、「平成27年度燃費基準+20%」を達成するとともに、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定を取得し、「エコカー減税」の免税(100%減税)措置の対象となっている。さらに4WD車においても燃費を向上し、減税対象となった。
具体的には、最大熱効率37%を実現した1.0L高熱効率・低燃費エンジンを搭載。圧縮比の向上、低フリクション化、バルブタイミングの最適化を図ったほか、クールドEGR、エキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッドの採用により、熱効率を最大化。さらに、減速時のエネルギーをバッテリーにためる回生機能の強化や空力性能の改善を施すとともに、1.0L・2WD車(除くX“V package”)に停止前車速約9km/hでエンジンを停止するアイドリングストップ機能(Toyota Stop&Start System)を標準装備するなど、燃費向上技術を多数採用している。
また、デザインでは「パッソX、G」と「パッソ+Hana」の2つの個性を追求。「パッソX、G」はワイド感と低重心を強調したフロントバンパーや切れ長感のあるヘッドランプにより、端正なフロントビューを実現。「パッソ+Hana」は丸いモチーフのアッパーグリルやフォグランプとロアグリルを連続させた特徴的なデザインを採用するなどかわいらしさを表現。2つの個性を際立たせるとともに、上級仕様の“G package”をそれぞれに設定するなど幅広いユーザーが選択できる仕様とした。
<パッソ+Hana>
・リアコンビネーションランプに、華やかなクリアピンクのインナーレンズを採用
・アクセントカラーとしてドアミラー、アウトサイドドアハンドル、フォグランプベゼルにシンジュパールマイカを採用
・外板色には新色のサクラパールマイカを含む9色を設定。そのほか、シンジュパールマイカ塗装のルーフ、ホイールキャップ、リアエンブレムを組み合わせた専用の2トーンカラー3種類をオプション設定
・内装色をエボニーブラウンとし、マニュアルエアコン&ダイヤル式ヒーターコントロールパネル、メーター文字盤にはシルキーゴールドとブラウンを組み合わせたメリハリのある配色を採用
・メーター文字盤や左右のエアコン吹き出し口周りにピンクゴールドの加飾を加え、こだわりの室内空間を表現
そのほか、全車にVSC&TRCや緊急ブレーキシグナルを標準装備し、安心・安全性を向上するとともに、オート電動格納式ドアミラーやスーパーUVカット・IRカット機能付フロントドアガラスを新設定するなど、快適性の高い仕様としている。
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