ロールス・ロイス「ゴースト」の限定ビスポークモデル、「マジェスティック・ホース・コレクション」を発表

ロールス・ロイス・モーター・カーズ（以下ロールス・ロイス）は、伝統的な中国美術における馬の表現にインスピレーションを受けた、「ロールス・ロイス ゴースト」の限定ビスポークモデル「マジェスティック・ホース・コレクション」を発表した。

この限定モデルでは、ダッシュボードに中国伝統美術に着想を得た馬のモチーフが職人の手による木象嵌細工で現代的に表現されるほか、ヘッドレストとクッションにも同じモチーフの刺繍が施されている。さらにエクステリアには、ボディを前後に流れるツインコーチラインに、職人の手描きによる馬のモチーフが添えられた。

このコレクションは、2014 年が十二支の午（うま）年に当たることを記念したものでもあり、ダッシュボードの象嵌細工は、午年の福運を表す2 つのテーマを表現。干支では、十二支の動物と「木」「火」「土」「金」「水」の五大元素とが組み合わされるが、2014 年は60年ぶりに「木」の元素と午（馬）が同じ年に重なる甲午（きのえうま）に当たる。

ロールス・ロイスの、ビスポークデザインマネジャーを務める、ギャビン・ハートレー氏は次のように述べた。

「ロールス・ロイスでは、世界中のお客様が、神話や伝説、伝統的行事などをテーマにした特別な車を注文されます。当社のビスポーク・チームは、創造性と柔軟な発想力をもって、こうした特別な要望に応える美しい装飾を施した製品を形にしています。幸運な年である甲午を記念して、ロールス・ロイスのクラフツマンたちの巧みな木工技術を駆使した特別モデルを制作できることをうれしく思います」

「マジェスティック・ホース・コレクション」は、アジア地域におけるビスポークの需要の拡大を受けて制作される。中国ではビスポークの売上げが前年比で103%増大し、アジアパシフィック地域全体でも69%の伸びが見られた。

ロールス・ロイスの、アジアパシフィック担当リージョナルディレクター、ポール・ハリス氏は次のように述べた。

「ロールス・ロイスのビスポーク・プログラムが提供する幅広いパーソナリゼーションは、アジアパシフィック地域でますます広く受け入れられています。このゴーストの限定モデルは、伝統美術と英国最高の自動車デザインの融合と言えるでしょう。繊細な職人技に高い価値を置かれる当社のお客様の多くは、ビスポーク仕様をオーダーするに当たって、英国グッドウッドのロールス・ロイス本社を訪れて、デザイナーと話し合いを重ね、ロールス・ロイスを世界最高峰の高級車メーカーたらしめているビスポークの世界を直接ご覧になります」

マジェスティック・ホース・コレクションは、2014 年第2 四半期以降の納車を予定している。