【フランクフルトモーターショー2013】フェラーリ、「458 スペチアーレ」をワールドプレミア

フェラーリは、フランクフルトモーターショー2013（プレスデー：2013年9月10日〜11日、一般公開日：9月14日〜22日）にて、これまでのV8エンジンのシリーズ集大成となる最新モデル「458 スペチアーレ」を発表した。

「458 スペチアーレ」は、「458イタリア」の高性能版で、F1で得た技術や知識が幅広く応用されている他、これまでのスペシャル・シリーズと同様、各種の最先端技術を搭載する。車両重量は、「458イタリア」に対し90kgの軽量化が行われ1290kg。パワーウェイトレシオは2.13kg/psで、ピニンファリーナとの協力の下、エアロダイナミクス性能も引き上げられている。

搭載するエンジンは、直噴4.5リットルV型8気筒ガソリンエンジンで、ミッドシップにマウント。燃焼効率のアップや、ピストンのジオメトリー変更による圧縮比の向上、吸排気系の見直しなどが施されている。最大出力は、35ps上昇した605ps/9000rpm。最大トルクは55.1kgm/6000rpm。リッター当たりの出力は135ps。0-100km/h加速は3.0秒で、0-200km/hは加速9.1秒、最高速325km/hを達成する。

足回りには、ブレンボ製ブレーキや専用ダンパー、ミシュラン製のタイヤ（フロント245/35ZR20、リア305/30ZR20）を装備。コーナリング性能を高めるSSC（サイド・スリップアングル・コントロール）も導入している。

コックピットはシンプルで、レーシングカーであることを強く感じさせる雰囲気を備えている。インテリアは、主にアルカンターラや、カーボンファイバーなどの軽量高級素材を採用している。