温かみのあるヴィンテージキャンピングトレーラーでオシャレなアウトドアライフを|STROLLERS【東京アウトドアショー2022】

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「TOKYO OUTDOOR SHOW 2022(東京アウトドアショー2022)」のアウトドア&ライフスタイル系ゾーンに、一台の小さなキャンピングトレーラーが置かれていた。見るからにクラシックなフォルムと意匠を持つそれは、ドイツの老舗キャンピングメーカー「HYMER(ハイマー)」の名声を築いた「ERIBA(エリバ)」。小さなブースに収まってしまうほどコンパクトさに、多くの来場者が足を止めていた。

目次[開く][閉じる]
  1. この手があったか! 欧州で愛されるヴィンテージ キャラバンで車中泊の旅を
  2. 初代ミニでもけん引可能!? 小型軽量ボディながら大人2名の就寝が可能
  3. オシャレ過ぎでしょ! レトロ調ではない、本物だけが醸し出せる雰囲気にメロメロ

この手があったか! 欧州で愛されるヴィンテージ キャラバンで車中泊の旅を

エリバを展示したのは、フィルクスワーゲンの空冷モデルを得意とする千葉県のSTROLLERS。同社では、1985年以前に発売された欧州製ヴィンテージ・キャラバン(キャンピングトレーラー)の輸入も行っている。

同社が販売するヴィンテージ・キャラバンのポイントは牽引免許が不要なこと。TOKYO OUTDOOR SHOW 2022に持ち込まれた1978年式のハイマー エリバも車重が370kgしかないので、牽引免許は必要ない。展示モデルは「パック」という仕様で、価格は税込で250.8万円。

初代ミニでもけん引可能!? 小型軽量ボディながら大人2名の就寝が可能

ハイマー・エリバは、本体の自重を自らのタイヤが受け持つように作られているため、連結部にかかる重さが軽く、初代ミニや小型のフィアットなど、小さな乗用車でも牽引できるよう設計されている。

全長約4m・全高約1.6mというサイズは、一般的に想像されるキャンピングトレーラーよりもかなりコンパクトだが、幅が1.9mオーバーなので車内は十分に広く、大人2名の就寝を可能とするスペースが確保されている。

オシャレ過ぎでしょ! レトロ調ではない、本物だけが醸し出せる雰囲気にメロメロ

ポップアップルーフを上に伸ばせば、キッチンに立って調理も可能だ。車種によって差はあるものの、装備は豊富で、展示車ではシンク・ガスコンロ・冷蔵庫・外部電源・FFヒーターなどを備えていた。

そして何よりヴィンテージ・キャラバンの魅力は、レトロ調ではなく、ホンモノだけが醸し出せる内外装の雰囲気だ。1960〜70年代の欧州製品は「良いものを長く」という傾向が強く、ハイマー・エリバの仕上がりも極めて高品質。

展示されていたエリバも、ノンレストアながら当時のままといってよい状態を保っていた。

快適で温かみがあるヴィンテージ・キャラバンを、いつも乗るクルマにちょこんと繋げて大自然の中で過ごすという、素敵な欧州的スタイル。考えただけでもワクワクしてしまった。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:島村 栄二]

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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