MINI クーパーS E クロスオーバー ALL4 試乗レポート|ブランド初となる待望のPHEVがついに登場!(1/2)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
販売好調なMINIに、ブランド初となるPHEVが登場!
2016年の日本における輸入車のモデル別販売台数ランキングにおいて、MINIはラインアップ全車を合計しての話ではあるが、長年にわたり首位常連となっていたVW ゴルフを抜いて、ついにナンバーワンの座を奪取した。
さらには2017年上半期(1~6月)も、MINIはひきつづきゴルフを上回った。
その販売好調なMINIに、ブランド初のプラグインハイブリッド(PHEV)車として設定された「MINI クーパーS E クロスオーバー ALL4」のデリバリーがいよいよ始まった。
価格は479万円と、クーパーSDの483万円よりも低く抑えられていることにも注目だ。
しかも約38万円の減税と補助金を受けることができるので、いわずもがなプラグインハイブリッド車というのは、他メーカーでは高価になっている傾向のところ、MINIでは非常に戦略的な価格設定としていることがご理解いただけるだろう。
平日は近場をEVだけ、週末はロングドライブで本領発揮と合理的な使い方も
パワートレインは、最高出力136PS(100kW)、最大トルク 220N・mを発揮する1.5リッター直列3 気筒ガソリン直噴ターボエンジンで前輪を駆動し、後輪は最高出力88PS(65kW)/ 165N・mの電気モーターで駆動する仕組みで、後部座席の下に7.6kWhの容量を持つリチウムイオンバッテリーを搭載する。200V電源で空の状態から約3時間での満充電が可能となる。
なお、BMWでは「日本充電サービス(NCS)」とのパートナーシップを結び、「ChargeNow(チャージナウ)という、自宅以外の公共の充電スポットを利用できる会員制サービスを昨年秋よりスタートしており、1年目は無料、2年目以降は月額2500円の料金で利用できることもお伝えしておこう。
電気モーターのみで最長約42.4kmの距離を走行することができるので、たとえば平日は奥さまが子どもや旦那さんの送り迎え、買い物など近場の移動に使うぐらいなら、まったくガソリンを消費しなくても十分ことたりる。
そして週末にはロングドライブに出かけてクロスオーバーの本領を発揮させて楽しむといった、とても合理的な使い方ができるわけだ。
内外装に電気をイメージしたロゴが点在
内外装にもいくつか専用デザインが与えられている。
エクステリアでは電気をイメージさせる黄色をモチーフにした「E」ロゴや前後に付く「S」ロゴなどが目印。
インテリアは印象的なイルミネーションで縁取られた専用の黄色いスタートボタンのほか、ハイブリッドシステムのエネルギーの流れを表示するセンターディスプレイ、タコメーターの代わりにスピードメーターの横に、電動モーターの作動状況やバッテリーの充電状態を表示するEメーターが設定されている。
また、高電圧バッテリーをリアに搭載しながらも、クロスオーバーならではのMINI最大を誇る室
内空間やトランクが犠牲にされていないところがよい。
使い勝手のよい40:20:40分割可倒式のリアシートや、床下のアンダーボックス、特徴的なピクニックベンチなどもガソリン車と同じよう使えるのもありがたい。
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