マツダ プレマシー 新型車徹底解説(1/6)
- 筆者:
アメリカでの販売を念頭に3ナンバーボディに変更
1999年4月にマツダのミニバンラインアップに追加されたのが先代となる初代プレマシー。当時のマツダのミニバンラインアップは、初代MPV(99年6月に2代目に移行)とボンゴフレンディの2種。初代のプレマシーは5ナンバーの車高が低めのミニバンで、3ナンバーワイドボディのMPVと1ボックスタイプのフレンディではカバーできない層をねらったモデルであった。当時はまだホンダ・ストリームもトヨタ・ウィッシュもなく、5ナンバーで1.8リッターエンジンを積む走り重視のミニバンの先駆モデルと言える。
しかし、今回のフルモデルチェンジではそのパッケージングと搭載エンジンにはきっぱりと別れを告げた。新型プレマシーは1745mmという堂々とした全幅を持つ3ナンバーボディに、2.0&2.3リッターエンジンを搭載。もっとも販売力を持つはずの5ナンバーボディを捨てたのにはわけがある。じつはこの新型プレマシーは日本やアジアだけではなく、アメリカでの販売も予定されている。ワールドワイドなグローバルカーへの進化の証拠が、このボディサイズの拡大なのだ。
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