安くても“Jeep”輸入車で最も安価な4駆SUVが登場!「ジープ レネゲード」[詳細解説](1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:小林岳夫
あの“Jeep”に新たな車種が加わった!
Jeep(ジープ)はクルマに詳しくない人でも知っているアメリカンSUVのブランドだ。
発祥は第二次世界大戦で活躍したミリタリージープに遡る。今は悪路の走破力が高いクルマの総称として「SUV」が定着したが、かつては「ジープタイプ」という表現もあった。
実際、「トヨタ ランドクルーザー」は1951年の登場時点では「トヨタ ジープ」を名乗った。しかし当時のJeepを扱っていたウィリスオーバーランド社の商標に抵触するため、1954年に車名をランドクルーザーに改めた経緯がある。この後、Jeepブランドは取り扱うメーカーが変遷を遂げて、今はクライスラーに属している。
Jeepのなかで最も小さいボディサイズは、日本でも馴染み易そう
レネゲードは今ではクライスラーの親会社となるフィアットとの提携によって誕生した。
プラットフォームはフィアット500をモチーフにしたSUVの「500X」と共通化している。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値も2,570mmで等しい。しかし外観は大幅に異なり、レネゲードはJeepらしい印象に仕上げた。フロントマスクにはJeepの伝統ともいえる丸型ヘッドランプを装着し、中央には7つの縦長の開口部を持つグリルが備わる。先に述べたラングラーに通じる顔立ちだ。
サイドウィンドウの下端は少し低く抑えられ、外観を力強い雰囲気に演出すると同時に側方視界を向上させた。運転席に座るとボンネットが良く見えるので、取りまわし性も優れている。ボディサイズはJeepのシリーズでは最も小さく、全長は4,255mm(トレイルホークは4,260mm)。「マツダ CX-3」と比べても若干短い。
全幅は1,805mmに達するものの、日本車を含めてSUVではコンパクトな部類に入る。全高は1,695mm(トレイルホークは1,725mm)で、ホイールベースは前述のように2,570mmだからCX-3と同じ数値だ。最小回転半径は5.5mで、CX-3の5.3mよりも少し大回りだが、運転のしやすいSUVといえるだろう。
要はコンパクトなシティ派SUVだが、伝統的なジープのデザインを遊び心を感じさせるアイコンとして盛り込んだことが特徴だ。
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