新型ヴェゼルと新型ハリアーの内外装を解説! クーペ風フォルムやテールランプのデザインなど似通ったデザインを見比べる

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2021年4月に発売を開始したホンダ 新型ヴェゼル。2021年10月度でも6831台の販売台数を記録するなど、順調に販売台数を伸ばしている。一方、2020年6月に発売開始したトヨタ 新型ハリアーも2021年10月度では3490台の販売台数を記録し、登場から1年以上が経過するも未だ人気は根強い。今回は、そんな人気クーペ風SUV2台の内外装の違いを写真ととも比較していく!

目次[開く][閉じる]
  1. サイズこそ違うものの、クーペ風SUVと似通ったデザインのエクステリア
  2. インテリアは、柔らかな触感のパッドで優しい印象の新型ヴェゼル、新型ハリアーは上質な皮革で質感高い空間に
  3. センタータンクレイアウトにより新型ヴェゼルの後席は新型ハリアーにも引けを取らない快適スペースを確保
  4. 新型ヴェゼルは後席スペースを確保した分、荷室スペースは新型ハリアーに軍配

サイズこそ違うものの、クーペ風SUVと似通ったデザインのエクステリア

まずは、両者のボディサイズから。

新型ヴェゼルのボディサイズは全長4330mm×全幅1790mm×全高1590mm、ホイールベースは2610mm。対する新型ハリアーのボディサイズは全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm。

ボディサイズ的には、新型ヴェゼルよりも新型ハリアーの方が一回り大きいものの、両モデルともガソリンモデルとハイブリッドモデルを揃え、価格(税込)は新型ヴェゼルが227万9200円~329万8900円で新型ハリアーは299万円~504万円と、新型ヴェゼルの上級グレードを検討した際、新型ハリアーの価格も見えてくる位置にある。

テールランプのデザインも横一文字と共通する両モデル

新型ヴェゼルのエクステリアは、先代(初代)で好評だったクーペ風のフォルムをさらに強調するスポーティなデザインに進化。メッキ加飾を最小限にとどめ、グリルをボディ同色としたシンプルなフロントマスクとなっている。

一方の新型ハリアーも、流麗なクーペフォルムのエクステリアデザインだ。フロントグリルからヘッドランプへと流れるような連続性のあるデザインに、グリル下部ではメッキを連続させ、薄型のヘッドライトと相まって、シャープな印象を際立たせている。

リアまわりでは、両モデル共に横一文字に光るテールランプのデザインを採用している。新型ハリアーのテールランプは、先代より細く水平基調なデザインとなり、シャープな印象となった。

インテリアは、柔らかな触感のパッドで優しい印象の新型ヴェゼル、新型ハリアーは上質な皮革で質感高い空間に

新型ヴェゼルのインパネデザインは水平基調で、運転する人が見やすい位置にメーターやディスプレイオーディオがレイアウトされているほか、助手席や後席からでもナビなどのモニター、さらには視認性が向上している。最上級グレードのプレイでは、コネクテッド機能を強化したる9インチホンダコネクトナビが標準装備される。

また、身体に触れるような近い部位には、柔らかな触感と形状のパッドがあしらわれ、質感の高い室内空間を演出している。

そのほか、新型ヴェゼルでは五感に訴える愉しさとして、心地よい光を室内に取り入れるパノラマルーフ(PLaYで標準装備)や、心地よい風を提供するエアコン吹き出し口を新採用している。

新型ハリアーでも、ナビを上方へ押し出し、視認性を高めているほか、スイッチ類を中央に集めスマートなインパネデザインとなる。「馬の鞍」をイメージしたセンターコンソールは、幅広く立体感を持たせており、上質な革で表皮を覆っている。

新型ハリアーは、上級グレードの「Z」系では12.3インチのT-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステムが標準装備され、中級グレード以下でも8インチのディスプレイオーディオが備わる。

また、新型ハリアーにも新型ヴェゼル同様にサンルーフ(名称は「調光パノラマルーフ」)の設定があるが、こちらは上級グレードの「Z」系でのみオプションで設定されている。

センタータンクレイアウトにより新型ヴェゼルの後席は新型ハリアーにも引けを取らない快適スペースを確保

新型ヴェゼルの後席は、クーペ風のフォルムの外観から車内スペースが犠牲になっていそうだが、実際には足元スペースなどは先代に比べ拡大。ホンダ独自のセンタータンクレイアウト(前席後方に薄いガソリンタンクを設置することでフラットな足元を実現)によるもので、身長175cmの成人男性がドライビングポジションをとった状態で後席に座っても足が組めるほどのスペースを確保している。

一方の新型ハリアーの後席の足元空間は、身長175cmの成人男性が乗車して膝先に握りコブシが2つ入るくらい。また、前席の下に後席乗員の足が収まるので、より窮屈感も少ない。後席空間は、やはり新型ヴェゼルに比べると新型ハリアーの方が優勢ながら、そこまで大きな差は感じられない。

新型ヴェゼルは後席スペースを確保した分、荷室スペースは新型ハリアーに軍配

荷室は、新型ヴェゼルは容量非公開ながら、荷物を積みやすい大きな開口部となっている。メーカー公式アナウンスによると、ゴルフバッグは2個積載可能としている。また、荷室空間自体は先代から拡げられていないが、ユーザーが載せるであろうさまざまな荷物を想定し検証。段差をなくし積み下ろしのしやすい実用的な荷室に仕上げられている。

対する新型ハリアーは、通常時409リットル、後席を倒すと1045リットルの荷室容量を確保。メーカー公式アナウンスではゴルフバッグは3個積載可能となっている。

後席スペースではボディサイズ程の大きな差は無かったが、その分、荷室の部分では新型ハリアー優勢となっている。シートアレンジは両モデルとも6:4分割可倒式となる。

ここまで新型ヴェゼルと新型ハリアーの内外装を比較してきたが、特に両モデルの細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。

ホンダ/ヴェゼル
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新車価格:
239.9万円341.9万円
中古価格:
75万円389万円
トヨタ/ハリアー
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57.8万円702.1万円

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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