ホンダ、新型「NSX コンセプト」を日本初公開 ~2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会~

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  • カメラマン:オートックワン編集部
ホンダ、新型「NSX コンセプト」を日本初公開 ~2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会~
ホンダ 次世代 スーパースポーツ「Honda NSX Concept」[Honda ウェルカムプラザ青山(東京都港区)] ホンダ NSX コンセプト エクステリア ホンダ NSX コンセプト スタイリング 日本で初披露された「ホンダ NSX コンセプト」とホンダの取締役社長 伊東孝紳氏 「ホンダ NSX コンセプト」リアビュー 「ホンダ NSX コンセプト」リア~サイドセクション 「ホンダ NSX コンセプト」駆動方式はSport Hybrid SH-AWD(ハイブリッド4WD)を採用予定 「ホンダ NSX コンセプト」 外観 「ホンダ NSX コンセプト」フロント周り 「ホンダ NSX コンセプト」正面 「ホンダ NSX コンセプト」サイド 画像ギャラリーはこちら

記録的大寒波をも吹き飛ばす次期「NSX」の衝撃

日本で初披露された「ホンダ NSX コンセプト」とホンダの取締役社長 伊東孝紳氏

世間的には節分の日である2012年の2月3日。大寒波が襲来し、東北や日本海側などで記録的な豪雪となっている中、東京・青山のホンダ本社ショールームだけは異様な熱気で包まれていた。

なぜならこの日、ホンダを代表する話題のスーパースポーツカー、2代目「NSX」のコンセプトモデルが、遂に日本で初披露されたからだ!

アメリカで開発し、アメリカで生産される日本車だが

「ホンダ NSX コンセプト」 外観
ホンダ 次世代 スーパースポーツ「Honda NSX Concept」[Honda ウェルカムプラザ青山(東京都港区)]「ホンダ NSX コンセプト」リア

3年以内の市販化を目指すという次期NSXのベース「NSXコンセプト」は、軽量ボディに次世代V型6気筒 VTEC直噴エンジンをミッドシップに搭載し、高効率・高出力のハイブリッドシステム「Sport Hybrid SH-AWD(Super Handling All Wheel Drive)」と組み合わせたハイテクマシンだ。スポーツだけを追い求めているのではなく、エコとパワーの両立を目指すあたり「イマドキ」の気分も兼ね備えている。

ただ残念ながら、NSXは今回が初披露ではない。1月初旬に開催された北米国際自動車ショー、通称デトロイトモーターショーで世界初公開されたのだ。外資とは手を組まない純粋な日本メーカー「ホンダ」だが、次期NSXはなんとアメリカで開発・生産される予定となっている。アメリカをメイン市場と捉えたスーパーカー、と考えると、日本人としてはちょっぴり複雑な気分だ。

■参考:

ホンダ デトロイトショーでアキュラ NSXコンセプト発表![2012年1月10日]

しかしながら、NSXコンセプトのスタイリングは見るものを無条件に興奮させる。シンプルに「カッコいい」! どこで造ろうと、イイものはイイじゃないか! かつては強かった(そして近年薄れつつある?)ホンダ車のスポーツイメージを、NSXコンセプトはグッと取り戻した。僕らが欲していた「ホンダらしい」ホンダ車の登場に、ちょっぴり興奮せざるを得ないのだった。

なおこのNSXコンセプトは、2月4日(土)・5日(日)に東京・青山一丁目交差点のHonda 青山ビル1階「Honda ウェルカムプラザ青山」にて10時から18時の間だけ一般公開される。まだ開発中のモデルだけに、次に観られるのはいつになるか分からない。気になるアナタは、この機会にぜひ実車をチェックして欲しい。

「ホンダ NSX コンセプト」キャビン「ホンダ NSX コンセプト」リアセクション「ホンダ NSX コンセプト」ボリューム感あるリアフェンダー「ホンダ NSX コンセプト」フロント周りホンダ NSX コンセプト エクステリア
「ホンダ NSX コンセプト」リアビュー「ホンダ NSX コンセプト」正面「ホンダ NSX コンセプト」サイド「ホンダ NSX コンセプト」リア「ホンダ NSX コンセプト」サイドセクション

新たにGT300クラスへレーシングハイブリッドシステムを搭載した「CR-Z」が新規参戦

SUPER GTマシン「Honda HSV-010 GT」[2012年モデル]に集まったSUPER GTメンバーら[2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会]Moto GPクラス参戦のホンダワークスチーム「レプソル・ホンダ」のライダー[2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会]

NSX コンセプトが披露されたのは「2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会」の会場での情報もダイジェストでお届けしよう。

モータースポーツへの挑戦は、チャレンジスピリットを掲げるホンダにとって不可欠なものだ。ホンダの伊東社長も「この場でF1復活を伝えられれば良かったのですが」と前置きしながらも、様々なモータースポーツの取り組みが明らかにされた。

2輪界のF1こと「Moto GP」クラスは、ホンダが絶好調だ。2年連続のライダー・チーム・コンストラクタータイトルの3冠達成を目指した必勝体制で臨む。いっぽう国内に目を向けると、首位奪回に向けSUPER GT選手権 GT500クラスでは「HSV-010 GT」2012年モデルの参戦体制が発表された。さらに今年はSUPER GTでは新たに、チーム無限よりレーシングハイブリッドシステムを搭載した「CR-Z」でGT300クラスに参戦することも明らかにした。また、欧州向け新型「シビック」5ドアを用いて、FIA世界ツーリングカー選手権シリーズ(WTCC)への参戦も発表されている。こちらは2012年10月の鈴鹿での日本ラウンドから実戦投入され、2013年よりフル参戦するというから楽しみだ。このほかインディやフォーミュラ・ニッポン、さらに若手育成プログラムや1.5リッター~1.0リッタークラスのエントリーモデルで参戦出来る「もてぎ1.5チャレンジカップ」に至るまで、今年もホンダのモータースポーツシーンは変わらず賑やかなようだ。

「ホンダ CR-Z Sports & Eco仕様」[2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会][2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会][2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会][2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会][2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会]
[2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会]2012年モデルのSUPER GTマシン「Honda HSV-010 GT」[2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会]FIMロードレース世界選手権最高峰のMoto GP参戦の2012年モデル「Honda RC213V」レプソル・ホンダ・チーム[2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会]SUPER GTマシン「Honda HSV-010 GT」[2012年モデル] キャビン周り[2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会]もてぎ1.5チャレンジカップ参戦用「ホンダ フィット RS」[2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会]

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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