フォード 新型クーガ試乗レポート/日下部保雄(1/2)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:オートックワン編集部
すべてを一新し、キネティックデザインを採用
今年、新型フォーカスをリリースしたフォード・ジャパンからSUVモデル「クーガ」がフルモデルチェンジした。初代クーガは2010年の秋に日本導入されているので約3年でのフルモデルチェンジ。こちらも新型フォーカスに続いてすべてを一新した意欲作だ。
最近のフォードのデザインは有機的に変化するキネティックデザインを採用しており、先代のクーガから継承している。
エクステリアも現行型と共通項が多いように見えるが、ボディサイドのキャラクターラインの入り方などは別物である。新型はギュッと締まったデザインで、サイズとしては先代が4445㎜×1850㎜×1715㎜(全長×全幅×全高)なのに対して、新型では4540㎜×1840㎜×1705㎜と少しだけサイズダウンしているのが分かる。
デザインに関しては、フォーカスとの近似性が見受けられるのはデザイン・コンセプトが共通しているからであり、一目でフォード車と分かる。
インテリアもキネティックデザインで統一されており、ダッシュパネルなども現行型との共通性はない。
インパネはフォーカスとの近似性が強いが、微妙に操作性や表示などが異なっている。これからも想像がつくように新型クーガはフォーカスのプラットフォームをベースにして開発されており、それだけにあのしっかりしたフォーカスの走りを継承した骨太のクルマになっている。
エンジンはフォード・ジャパン初となる4気筒1.6リッター ターボで、直噴+吸排気可変バルブタイミング等をもった最新のエンジン。特許技術は125以上に上るという。最高出力は182PS/5200rpm、最大トルクは240Nm/1600~5000rpm。この数字から分かるように実用域のトルクを重視した出力特性になっている。
トランスミッションは5速のトルコンATからエクスプローラに搭載されている6速ATに変更された。また新型クーガのAWDシステムは前後トルク配分を行うほか、従来はオフロードでの使用を中心にセッティングされていたものが、オンロードでの走行性能も重視したものに変わり、さらに左右前輪にトルクベクタリング機能が備わって、コーナリング中のアンダーステアを打ち消すようにトルク配分を行っている。シンプルに言えば30㎞/h以下ではトラクションを重視しつつ、それ以上ではコーナリング性能を重視した駆動力配分システムになっている。
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