ダイハツ イース 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/4)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:小林岳夫/ダイハツ工業㈱
ダイハツ イース 試乗レポート/渡辺陽一郎
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発売間近のダイハツ イースを先行試乗!

このボディでJC08モード燃費が30km/L、10・15モード燃費が32km/Lなの!?

イースのプロトタイプを見た時は驚いた。09年の東京モーターショーに参考出品された車両とは、かなり違う外観に仕上がっていたからだ。

ショーモデルは、ボディの短い3ドアハッチバック。「このくらい短くして軽量化を図らないと、30km/Lは難しいのだろう」と思った。

ところが市販版に近いプロトタイプは、全長が3395mmで全幅は1475mm。ほかの軽自動車と同じだ。全高はミラより30mm低い1500mmだが、エッセに比べると30mm背が高い。ホイールベースは2455mm。

プラットフォームは世代が新しくなったムーヴを基本とするから、同じ数値になる。つまりは普通の軽自動車。「燃費スペシャル」の雰囲気はない。

そうなれば居住性も満足できる。フロントシートは座り心地が良く、頭上の空間も不足していない。

リアシートは、全高を1500mmに抑えたから頭上は狭めだ。

しかし足元の空間は十分。前後に座る乗員のヒップポイント間隔は930mmで、ムーヴコンテの955mmに近い。アルトとの比較では100mm以上の余裕を持たせ、大人4名が快適に乗車できる。

座面の造り込みも申し分なく、床と座面の間隔も十分に確保した。着座姿勢は良好。内装も安っぽい印象は受けない。ムーヴのような背の高い軽自動車ではないが、ファミリーカーとしても使える居住性が備わる。

車内をチェックしていたら、冒頭で触れた燃費性能に対する疑問が、ますます深まってしまった。ここまで実用性を高めて、優れた燃費性能を達成できるのか?

そこで燃費を測りながら、特設の会場で試乗を開始した。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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