GM渾身のコンパクトカー、その是非を問う! シボレー ソニック 試乗レポート/清水草一(1/3)
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:茂呂幸正
GMが満を持して日本に放つコンパクトカーの自信作
シボレー・ソニックの動画が、ネット上で話題になっている。スカイダイビングをしたりバンジージャンプをしたり流鏑馬(やぶさめ)?をしたり、超人的、いや超車的な大活躍をしているのだ。
一方、ここ日本の世間一般ではどうかというと、あまり話題になっていない。一昨年のデトロイトショーでコンセプトカーが発表された時(つまり2年少し前)は、「いよいよGMが本気でコンパクトカーを作ったか!」と一部で注目されたが、昨年秋に日本での販売が開始されても、特に盛り上がることはなく、静寂の時が流れている。
昨年、生産台数で世界一の座に返り咲いたGM。中国をはじめとする新興国を中心に、現地に合った製品を、手ごろな価格で提供して急成長、見事な再生の道を歩んでいる。日本での販売はイマイチだが、このソニックこそが「現地(日本)に合った製品」であると、GMサイドは自信を持っているのだろう。
輸入車だけど、アメ車だけど、しっかり日本向けに仕立てました
で、このソニックがどんなクルマかというと、サイズはホンダ・フィット+α。コンパクトカーといえどもアメ車らしく、全幅が1740ミリあるが、本邦でも、この幅が実用上の妨げになることはまずない。取り回しの良さは、国産コンパクトカーと変わらない。
ソニックは、韓国GM(旧大宇)が中心になって、GMグループを挙げて共同開発した世界戦略車だ。生産はアメリカ、韓国など世界の6工場。日本向け車両の生産は韓国だが、右ハンドルはもちろんのこと、ウィンカーまで右側という、輸入車には珍しい配慮が施されている。
ルックスは、アメリカンなシボレーテイストである。フォルムはオーソドックスな5ドアハッチバックだが、顔やお尻などの造作が、いわゆる「バタくさい」。テールランプの丸型4灯は、「そう言えばこれ、コルベットをイメージしてるのかな?」という感じだ。
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