BMW M サーキットデイ 2010 -Mモデルの魅力-(2/3)
- 筆者: 西川 淳
MモデルをFSWで存分に走らせる、まさに「贅沢」なイベント
現在われわれが日本市場において、新車で試すことのできるMモデルは3(or4)車種。
Mの定番と言っていいM3クーペ/リムジン、(ラグジュアリースポーツカーのトップランナーM6クーペ/カブリオレ)、史上初のクロスオーバーSUVタイプのMモデルとなったX5MとX6Mである。
Mトラックデイ当日、富士スピードウェイにはこれら現行ラインナップがひと通り出そろった。
幸運な招待客はそれらのパフォーマンスを、F1開催実績のあるグランプリコース(海外ではもの凄く価値のあることと見なされていて、ゼグラー社長自身も富士で走ることを何より楽しみにされていた!)で思う存分試せるという贅沢な趣向である。
モータースポーツに起源をもつMモデルならではのイベントだったと言っていい。
はやる気持ちを抑えつつ、まずは「M3クーペ」に乗り込んだ。
膨らんだフェンダーやカーボンルーフ、4本出しテールエンドパイプが見た目の特徴だが、やはりこのクルマの魅力は、フロントミッドに積まれた至極のV8 DOHCエンジンと7速DCT(ダブルクラッチシステム)、そして鍛え抜かれた専用シャシーにある。つまり、サーキットのような舞台こそが本領発揮の場だということ。
そして、いよいよステアリングのMボタンを押して、走り出す。
迫力のサウンドを響かせて、軽快かつダイレクトにパドルシフトでギアを上げながらコーナーへと向かった。
シフトアップの速さこそがDCTの魅力。コーナー手前でこんどはシームレスなダウンシフトを楽しみつつ、強力かつコントローラブルなブレーキを踏みこんで、ベントへと進入する。
コーナー途中でも「意のまま」感に溢れているのは、シャシー性能のみならず、前後の重量バランスに秀でているからだ。出口が見えたら躊躇いなくフルスロットル可能で、エンジンの力とサウンドをしばし堪能する。
M3の素晴らしさは、スポーツドライビングに必要な要素が全て詰まっていて、しかもそれが引き出しやすく、楽しさに充ちている点。それでいてデイリーユースでは3シリーズとして難なく扱えるから、正に1台二役、Mモデルの理想を実現している。
同種のスポーツカー的パフォーマンスを楽しみつつも、さらにエンジンの存在を強烈に感じ、トップスピードに至る過程にもう一段の迫力があったのが、「M6クーペ」だ。
とにかくそのエンジンフィールは研ぎすまされて精緻であり、回せば回す程に官能の世界が広がっていく。
BMW M特製エンジンの面目躍如であろう。
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