アウディ A3 試乗レポート(3/4)
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- 筆者： 藤島 知子
- カメラマン：小平寛
1.4L×7速Sトロニックの驚愕の走り
エンジンのラインナップは全部で3種類。
ル・マンで培った直噴のTFSIエンジンを採用しており、2Lのクワトロと1.8Lのほかに、ベースグレードには燃費性能に優れるゴルフトレンドラインに搭載された1.4Lエンジンに7速のデュアルクラッチトランスミッションを組み合わせている。
最上級グレードは3.2Lではなく、アウディTTSと同じ2Lとなり、クワトロシステムを搭載するエントリーモデルとなった。数字は低いがパフォーマンスは見事なもので、低回転からトルクを発生するエンジンと6速Sトロニックの組み合わせは息をのむほどシームレスで力強い加速フィールをもたらしてくれる。
上級仕様の出来映えに感嘆していたのも束の間、もっと驚かされたのは1.4L×7速Sトロニックのほうだった。この組み合わせは燃費性能に優れているうえに、2L並みのトルクを発生するとあって、出足の加速の軽快さは見事なもの。 FFといえどもロードホールディング性に優れており、コーナリングでは路面に吸い付くようにオン・ザ・レールの走りを披露してくれた。
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通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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