スバル XV マイナーチェンジ(2014年11月)新型車解説/渡辺陽一郎(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:富士重工業株式会社
人気の国産SUV「スバル XV」がマイチェン!
「スバル XV」は、インプレッサスポーツをSUV風にアレンジしたモデルだ。
とはいえ、最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は200mmと余裕があり、悪路も乗り越えやすい。一方、ドライビング感覚は同社の「インプレッサスポーツ」に準じており、走行安定性も優れている。
XVはライト感覚なSUVとして位置付けられているが、十分に高い実用性を持ち合わせている。ルーフレールを装着しない仕様は全高を1,550mmに抑えており、立体駐車場を利用しやすいというメリットもある。
国産SUVで全高が1,550mm以下に収まるのは、XVのほかには「日産 ジューク 15RXアーバンセレクション」と2015年に発売される「マツダ CX-3」程度である。そのため、XVは都市部に適した貴重なSUV、ともいえるだろう。
より質感が高められた内装デザイン
このXVが、ベース車のインプレッサスポーツ&G4と併せてマイナーチェンジが施された。
基本的なグレード構成は従来と同じで、エンジンは水平対向4気筒の2リッターを搭載。ノーマルエンジン仕様と、燃費性能の優れたハイブリッド仕様の2種類を用意する。駆動方式はAWD(4WD)のみだ。
マイナーチェンジの変更点として、まずは内装のデザインが挙げられる。金属調の装飾をアクセントとして使い、ピアノブラック調のパネルなどと相まって質感を高めた。メーターパネルもブルーのパネルや金属調のリングなどにより、見栄えを向上させている。
3.5インチのカラー液晶によるインフォメーションディスプレイが備わり、最近になって採用車種が増えたUSB電源も加えた。カーナビはSD方式を設定し、スマートフォンと連係させて各種のアプリケーションを利用できるようになった。
サスペンションの設定見直しや、SIドライブの採用も
走行性能は、足まわりを構成するショックアブソーバーの減衰力、スプリングのレートなどを見直し、走行安定性と乗り心地のバランスを高めている。またステアリングのギヤ比は、従来の15.5:1から変更後は14.0:1になった。ハイギヤード化することで、操舵に対する車両の動きが少し機敏になり、さらにスポーティな走りを楽しめる。
このほかボディの各部に吸音材を追加。ウインドーの周辺も構造を見直すことで、静粛性を向上させた。
動力性能に関しては、レヴォーグやWRXに採用されているSIドライブを装着した。
「インテリジェント/スポーツ/スポーツシャープ」という3段階の切り替え機能を持つ。通常の走行では燃費性能の優れたインテリジェントを選び、峠道や高速道路を活発に走りたい時には、スポーツやスポーツシャープにセットすると良い。
SIドライブの採用と、各部の摩擦損失を低減させたことで、ノーマルエンジン車は燃費性能も向上。従来型のJC08モード燃費は15.8km/Lだったが、新型では16.2km/Lになる。
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