ミシュラン、コンセプトカー「シトロエン トゥビック」にミシュランプロトタイプタイヤを装着

ミシュランは、フランクフルトモーターショー2011に出展されるシトロエンのコンセプトカー「シトロエン トゥビック」に、専用設計のミシュラン製プロトタイプタイヤの装着を発表した。

「シトロエン トゥビック」は快適性を追求して設計された9人乗りハイテク高級シャトル。最新の乗用車に求められるスタイリングと特長を兼ね備えており、その広い車内空間にも関わらず燃費効率にも優れている。

そして、「シトロエン トゥビック」に装着されたミシュランのプロトタイプタイヤは、高いロングライフ性能を実現しつつ、燃費の改善も図るという、容易でないパフォーマンスの組み合わせを達成することを目標に開発されたという。

この妥協のないパフォーマンスの組み合わせを達成するために、ミシュランの研究開発部門は全く新しいサイズのタイヤを開発。

ホイール22インチに対し、幅235ミリメートルのこのプロトタイプタイヤは、現在市販されている大部分の乗用車用タイヤより大型。タイヤの外径に対し、タイヤ幅を相対的に狭くしたことで、空力性能が向上。

さらに、外径が大きいプロトタイプタイヤでは、小径のタイヤに比べて同距離を走行するのに必要な回転回数が少なくてすみ、結果としてタイヤの変形とそれにともなう発熱も減り、さらなるエネルギーの節約が期待できる。

同プロトタイプタイヤの開発にあたり、ミシュランの研究開発部門は「シトロエン トゥビック」に安全性と快適性に加えて卓越した燃費性能を提供できるよう、タイヤサイズ、構造、使用素材、またトレッドパターンのすべてを見直したとしている。