APEV EVコンバージョンガイドラインを制定
APEV EVコンバージョンガイドラインを制定
27日、APEV 電気自動車普及協議会(代表幹事:田嶋 伸博)は、コンバージョンEVに対するガイドラインを制定することを発表した。コンバージョンEVとは、市販車両をベースに改造を加えたEVのことをさす。
この制定に至る経緯としては、国土交通省関東運輸局、自動車検査独立行政法人、軽自動車検査協会東京主管事務所等の所轄官庁、協議会会員各社と作業部会等で話し合いによるものとしている。
本ガイドラインでは、主に下記のような事柄に対する対策の観点から取りまとめている。
1) 感電から人を守る対策
2) 電気的なトラブルで火災を起こさない対策
3) 強度を確保する対策
4) 走行性能を確保する対策
5) 走行の信頼性を確保する対策
6) 誤操作による急発進等を防止する対策
7) 制動性能を確保する対策
引き続き、電気自動車普及協議会では、有識者や会員各社からのアドバイスをもとに、従来のガソリン車からの電気自動車への改造について、より現場の人々の実状に沿った基準を、第2案、第3案と作成し、精度を上げて行くとしている。
同時に、同様の安全性基準を作成中の世界各国の機関とも連携し、グローバル基準化も見据えた活動への参加、また、2011年5月以降には、これらのガイドラインに沿ったEVコンバージョン制作のための教本の発行や、講習会を行う計画もあり、安心・安全なEVの普及に向けた活動を行っていくとしている。
これらは、今後、EVの需要が高まることを前提におき、同時に安全面を最重要視したガイドラインであることを表明しているのだが、万が一事故が起きた場合の責任の所在は、ベース車両を提供したメーカー側にあるのか、それとも改造を行った業者にあるのか、はたまた改造自体を依頼したユーザーにあるのかなど、曖昧な点も見え隠れする。
あくまで「ガイドライン」、と主張する電気自動車普及協議会だが、今後はまだまだ問題が噴出する可能性は否めない。
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