手を上げて!「信号機のない横断歩道」歩行者いても9割のクルマは止まらない現実
全国の「信号機のない横断歩道」における歩行者優先について実態調査を実施し、その集計結果をまとめたところ、歩行者が横断歩道を渡ろうとしていても、9割のクルマが止まらず走行をしているという。
全国合計94箇所で、信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象(10,251台)に調査を行ったところ、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車はわずか867台(8.5%)という結果となった。
これは、前年の調査時と比べて0.9ポイント増加したものの、依然として9割以上のクルマが止まらない結果となっているという。
また、前年は94箇所中8箇所で一時停止率が0%(まったく一時停止しない状況)だったが、今回は2箇所まで減少。前年に一時停止率が最も高かった長野県(長野市内2箇所平均48.3%)においては、今回の調査でも64.2%(2箇所平均)と引き続き全国で最も高い結果となっている。
「ドライバーが一時停止しない(できない)と考えられる理由」をアンケートで調査した結果、下記の理由がわかっている。
(1)車が停止しても対向車が停止せず危ないから :44.9%
(2)後続から車がきておらず、自車が通り過ぎれば歩行者は渡れると思うから :41.1%
(3)横断歩道に歩行者がいても渡るかどうか判らないから :38.4%
(4)一時停止した際に後続車から追突されそうになる(追突されたことがある)から:33.5%
(5)横断歩道に歩行者がいても譲られることがあるから :19.9%
※上位5つを掲載。また、複数回答のため、合計は100%を超える
交通ルールでは本来「横断歩道を横断しようとする歩行者等がいるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない」として、「横断歩道における歩行者優先」を定めている。
信号機のない横断歩道の付近において、歩行者がいる場合には、まず減速してその動きを注視し、一時停止を。また、歩行者も横断をしようとする際にはドライバーに横断する意思表示をして、お互いに安全に努める必要がありそうだ。
※JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が2017年8月15日(火)~9月14日(木)、全国の「信号機のない横断歩道」における歩行者優先について実態調査を実施した集計結果に基づく
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