ダイハツ 新型ムーヴ(2014年フルモデルチェンジ)発表会速報
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近年、多用途なジャンルの軽を矢継ぎ早に発売し攻勢をかけるダイハツ
ダイハツ工業は12月12日(金)、フルモデルチェンジを遂げた新型ムーヴを発表した。
ムーヴは、1995年に初代モデルが誕生。広さが売りのファミリー向け軽乗用車としてヒットし、その後も、モデルチェンジのたびに燃費や安全性デザインなどあらゆる面で、常に軽自動車市場のレベルを引き上げてきたモデルだ。
より存在感あるエクステリアへ、カスタムの最上級グレードには「ハイパー」を新たに追加
グレード構成は、これまで同様「標準」ボディと、エアロパーツなどを装着し、スポーティ感覚や上質感をさらに高めた「カスタム」のほか、カスタムに「ハイパー」という仕様を用意している。ハイパーは一種のパッケージオプションとして、「カスタムX」「カスタムRS」にも設定されている。
「ハイパー」は、存在感あるLEDランプをはじめ、エクステリア・インテリアともに専用デザインを採用し、上質感・高級感を演出している。
基本性能の向上面では、新たに採用したボディ骨格構造を軸に、車両全体でのフォース構造に着目しその他の部品も含め全体的に進化を遂げている。特に、ボディ骨格においては、今後のラインナップを見据え、新たなコア技術として育成していくとしている。
新型ムーヴでは、新ボディ骨格構造を軸とした外部からクルマにかかる力とクルマから外部へ伝える力をコントロールする「フォースコントロール」に着目して開発。また、ドライバーの頭部のふらつきを小型車並に低減するなど、ドライバーにかかる疲労を軽減し、快適性と安心感を提供する。
軽量高剛性ボディ骨格構造である「D monocoque(モノコック)」は、サイドアウターパネルの全面厚板ハイテン化を行い、構造断点を低減し、骨格全体で力を受け止める構造となっている。外板樹脂化なども含めボディ全体では20kgの軽量化をほどこしながら、従来と同等の衝突安全性を確保している。その上でアンダーボディに最適な補強を行い、高剛性化による基本性能向上を実現する。
これらの新技術の背景には、ダイハツがここ数年進めてきた新しい開発体制にある。これまでプラットフォームやサスペンションなど個別の部位ごとに行ってきた設計・評価を、基本性能を高めるなどといった目的別の組織へ再編。それぞれの担当者が顧客の要望に応えるべく、性能を軸とした横断的な発想での開発を可能にした。
新型ムーヴの機能面では、軽初採用となる 「後方誤発進抑制制御機能」に注目
機能面では従来のスマートアシストの機能に加え、軽では初採用となる後方に障害物を検知した際、Rレンジでアクセルペダルを強く踏んだ場合、約8秒間エンジン出力を抑えて急発進を防止する「後方誤発進抑制制御機能」を搭載。
後方検知には、前方検知で使用しているレーザーレーダーとは異なる、ソナーセンサー(音波)を採用し、10km/h以下で走行時、後方約2~3m先までに壁などの障害物を検知している場合に作動する。
デザインは全面的に刷新し、厚みのある造形を採用。大型のヘッドランプ、グリル、平面ラウンドを強調したバンパー全体で、質感を向上している。サイドはシャープで流れる造形とし、上質感・安心感を醸成圧倒的存在感を表現。これらも近年ダイハツが進めてき外板部分の樹脂化が可能にした自由度の高いデザイン設計の成果となっている。
燃費・価格面でも更に進化。燃費は2WD・NA車全てのグレードでリッター31km/L、ターボエンジン車はクラストップの27.4km/L(2WD)を実現し、それぞれ全グレードで同一の燃費に設定している。全車がエコカー減税免税レベルに適合の低燃費を実現した他、価格設定も買い得感あるものに抑えられている。
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