BMW 6シリーズ グランクーペ 試乗レポート/石川真禧照(1/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:BMW JAPAN
ルーツはカリーナED!?
「グランクーペ」はBMWのラグジュアリーパーソナルカーで、6シリーズの派生モデル。ご覧の通り4ドアのクーペだ。
4ドアクーペは2005年にメルセデス・ベンツがEクラスをベースにしたCLSを発表したのが始まりといわれているが、そのルーツは1980年代にトヨタが作ったカリーナEDというモデル。リアシートの居住性を無視し、スタイリングを重視した4ドア車を作ったのだ。
2000年代に入ると、メルセデスがそれを現代風にアレンジして新ジャンルをつくり上げた。発売当初は居住空間の狭さから売れないといわれたが、北米だけでなくドイツ本国の若い層が飛びついた。
日本でもEクラスやSクラスに飽きていた層が購入し、ヒット商品となった。
これを他のメーカーが見過ごすはずがなく、BMWも既にある6シリーズをベースとして開発に取り掛かった。そのクルマが、ようやく発売されることになったのだ。
日本導入モデルは直6 3リッターターボの「640i」と、V8 4.4リッターツインターボの「650i」
日本に投入されるグランクーペは、直6 3リッターターボ(320ps)の「640i」と、V8 4.4リッターツインターボ(450ps)の「650i」。グランクーペはこの2モデルのほかに、直6 3リッターディーゼルターボ(313ps)の「640d」と、650iをベースに4WD化した「650i Xドライブ」もある。
今回の試乗には「640i」と「640d」が用意されていた。両車の基本的メカニズムは、すでに発売されているクーペやカブリオレと同じ。ミッションは最新の8速AT、パドルシフト付きだ。
ドライビング・パフォーマンス・コントロールや、アイドリングストップ、ダイナミック・ダンピング・コントロールなども装備されている。
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