新木場~城南島を結ぶ「東京ゲートブリッジ」が開通!この開通って、一体どんなメリットがあるの?(1/2)
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:清水草一
其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!
2月12日は、東京ゲートブリッジの開通日。
道路交通ジャーナリスト……というより「道路マニア」である私も、当日に渡り初めをしてきた。
東京ゲートブリッジを含む、新木場から城南島を結ぶルートは、かつて「第二東京湾岸道路構想」の一部を担っていた。
第二湾岸とは、首都高湾岸線を含む現在の湾岸道路の交通容量がいずれ不足するだろうから、それに並行して沖合にもう1本道路を通し、西は東海JCT(大井埠頭)から東は千葉港まで、高速道路を複線化しようという遠大な構想だった。
しかし、小泉首相の元ですすめられた公共事業の見直しにより、この遠大かつお金がかかりすぎる構想は事実上断念。
一方東京都は、東京港の機能強化を目的に、この構想のうち都内の区間の一部を、一般道の「東京臨海道路」として整備することを計画した。
まず平成14年に、中央防波堤埋立地と城南島を結ぶ「臨海トンネル」が開通。今回、それに続く東京ゲートブリッジが開通して、東京臨海道路は一応の完成を見た。実にめでたいことである。
恐竜型の橋げたやその景色は、実に美しい!
開通は午前10時。
午前9時すぎに若洲側の橋のたもとに到着すると、すでに数十台のクルマが開通待ちで並んでいた。開通時には約2キロの列ができ、みんなウキウキ気分で開通を待った。
午前10時、パトカーを先頭に一般車両の「渡り初め」が始まった。
道路はゆるい右カーブを描きながら、ゲートブリッジへの勾配を登っていく。橋のたもとには円筒形のエレベータータワーがあり、30人乗りの大型エレベーターで歩行者を歩道(橋の都心側のみ)へ運んでくれる。
ちなみにこの歩道、対岸の中央防波堤埋立地へ行くことはできず、途中で引き返さねばならない。ま、中央防波堤埋立地にはまだ何の施設もないので、行く目的もなかろうが。
恐竜型の橋げたは、とてもユニークで美しい。また、橋の上は欄干が低く、見晴らしも非常にいい。
当日私が渡ったのは海側(西行き)だったので、東京湾アクアラインの換気塔「風の塔」はもちろん、房総半島の山々までくっきりと見渡せた。都心側の歩道からは、スカイツリーや都心部の高層ビルを一望にでき、さらにすばらしい眺望だろう。
ただ、この東京ゲートブリッジ、都心部からは相当距離がある。
皇居からの直線距離は11キロ。レインボーブリッジだと、すぐ目の前に汐留やお台場のビル群が見えるが、ここからはなにもかもが「遠い」。すばらしい景色は、あくまで“遠景”であることをお忘れなく。
橋の中央部を過ぎると、斜め右に富士山がくっきり見えてきた。道路は直線で延々続いていて、東京とは思えないワイルドな眺めである。早朝は朝日を背に受けて、夕方は夕陽をバックに走れば、なおステキではないだろうか。
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