給油口の場所ってガソリンメーターの配置側と同じ側にあるって本当?
- 筆者: 清水 草一
給油口の場所ってガソリンメーターの配置側と同じ側にあるって本当?
給油口の場所って、メーター内のガソリンメーターが配置されている側と、同じ側にあるって本当ですか?(7スピードさん)
其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!
初めて乗ったクルマで給油する時に、車体のどちら側に給油口があるのか分からず、ガソリンスタンドでオロオロしてしまうことって、多くの人が経験していることと思います。
私も仕事柄、さまざまな車種に乗る機会があるので、よく混乱します。というより、自家用車が4台あるので、自分のクルマでも「どっちだったかな」と、しょっちゅう迷ってます。歳を取ると急激に忘れっぽくなりまして……。
そこで、7スピードさんの聞いた法則「メーターボックス内の給油機マークがある側に給油口がある」が正しいのかどうか、いくつかのメーカーに聞いてみました。
すると、どのメーカーも「関連性はありません」との答え。「同じ側に配置されているものもあれば、違うものもあります」(ダイハツ広報部)、「メーター内の給油機マーク位置との連動性はありません」(スズキ広報部)というように、給油口マークの位置は、どうやら各車種ごとのメーターデザイン上の都合で決定される場合が多いようです。残念ながら7スピードさんが聞いた法則は事実ではないようですね。
しかし、給油口には別の法則があります。
「給油口の位置は、メーターとは無関係ですが、マフラーの反対側にあります」(日産広報部)。
これはたしかに利にかなっていて、熱を持つマフラーからは遠い位置にあったほうが安全だという考えからきているんです。
ただし、これもすべてのクルマがそう決まってるわけではなく、メーカーによってまちまちです。
実際に、各車種の給油口の位置を調べていくと、メーカーごとにその傾向は異なっていて、トヨタ、ホンダ、マツダ、スズキ、ダイハツでは多くの車種が左側。日産は多くの車種で右側。三菱とスバルは混在。欧州車は、多くのメーカーが右側です。
MJブロンディの「ひとりごと」
しかし近年、もっとも手っ取り早く給油口の左右位置を見分けるポイントが、国産車に関しては普及しつつあります。
ご存知の方も多いかもしれませんが、それは、メーター内給油機マークの隣にある“三角マーク”です。
この三角マークが給油機マークの左右どちらにあるかで、給油口がある側を指し示しているのです。もちろん、この三角マークはメーカーや車種によって付いていないクルマもあります。
95年くらいから採用され始めているようで(メーカーによって違いますが)、現在国産車では、ほとんどのモデルに付いています。
これは今後、レンタカーなどに乗った時、とも役に立つと思いますので、ぜひ活用してみてください。
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