【内装】汚れが目立たない内装の色ってどんな色?
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:島村栄二
【内装】汚れが目立たない内装の色ってどんな色?
内装が汚れたクルマに乗るとガッカリします。
いつか、自分の愛車もそうなってしまうことを考えると気が滅入ります。なるべく汚れが目立たない内装にしたいのですが、どんな色がいいでしょう。
その謎、私がおもしろ可笑しくお答えいたします。
汚れが目立たない内装といえば、黒か濃いグレーが第一候補だ。
なぜなら、クルマの内装の汚れで一番多いのは、乗員の靴や衣服、ベルト等が内張りやシートの背中部分に当たったときに生じる「蹴り傷」だからだ。
ベージュやタン系の内装は上質感が高く、室内も明るくて開放的だが、日常的に乗員が気を遣わないと、ドアの内張りなどはいつの間にか蹴り傷だらけになってしまい、黒ずみも目立ってくる。
その他の内装の汚れの主役は、子供たちとペットだ。
食べカスを落としたりジュース類をこぼしたりすることを想定して、ミニバンなどのファミリーカーでは、汚れが目立たないベージュ系の内装色が主流だ。
スナック菓子のカスや土、ペットの抜け毛などは、黒や濃いグレーだとかえって目立ってしまうため、ベージュ系のほうが無難なのだ。
ペットはおらず、大人しか乗らないという状況ならブラック系がおすすめ。子供やペットが乗るならベージュ系というのが、選択の基本だ。
清水草一の「ひとりごと」
一度だけ、ワインレッドの本革インテリアのクルマ(プジョー306カブリオレ)に乗っていたことがある。
本革だったのでシートの擦り傷には少し気を使ったが、赤いインテリアというのは、とても気分を高揚させてくれてステキだった。
ブラック系だベージュ系だというのも無難でいいが、傷や汚れのことなんか気にせずに、一度くらい派手な内装色のクルマに乗ってみたらどうでしょう。