フォルクスワーゲン Eos 海外試乗レポート(2/3)

  • 筆者: 河村 康彦
  • カメラマン:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
フォルクスワーゲン Eos 海外試乗レポート
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最大の特徴はチルト機能付きガラススライディングルーフ

ひと言で言うと、流線型ボディを持つ伸びやかなカブリオレモデルである。特にサイドから見た姿は流麗の極み。ルーフラインが長く取られているためだろう。

フロントマスクは、最近のフォルクスワーゲンよろしくワッペングリルが貼り付いているが、ボンネットがライトに被っていることもあり、無用に主張しすぎることはなく溶け込んでいる。リアビューはかなりボリューム感があるが、長さ的には短めに押さえられている。ハードトップを収納するためのスペースが取られていることを考えても、全体的なシルエットとしては、上手くまとまっている美しいクルマだと思う。

このデザインに関しては、開発者はかなり気合を入れたようで、カブリオレの外観を損なうものはアンテナ1本でも排除するというこだわりようだったとか。実際、アンテナは高剛性樹脂で作られたトランクリッド内部に組み込まれている。

さて、Eosの最大の特徴のスチールルーフは、Webasto(ヴェバスト社)との共同開発によって作られている。5分割の折り畳み式という複雑な機構になっているのは、どうしてもチルト機構付きスライディングルーフを組み込みたかったからとのこと。確かに普通にクルマを使っていれば、オープンで乗って楽しいシチュエーションのところばかりを走れるワケでもないし、その際に明るい日差しと開放感が得られるというこの機構は、どんな天候でもオープンの心を忘れないEosの性格を表しているように思える。

そしてもうひとつ、この5分割折り畳み機構には、スチールルーフを開閉する際に必要な高さが少なくてすむというメリットがある。天井の低いガレージでの開閉も可能なので、駐車場に入ってから閉めるのを忘れた!なんていううっかりさんでも安心だ。ちなみにこのスチールルーフの開閉に掛かる時間は約25秒以内で、スイッチを押し続けるだけで開閉ができるため、操作的には簡単である。

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河村 康彦
筆者河村 康彦

1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン(三栄書房)の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る

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