プジョー 208 新型車解説/森口将之 ~コンパクトカーの主戦場フランスから革新的なハッチバックが登場~(2/2)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:島村栄二
内外装にプジョーの新世代デザインを採用してイメージ一新!
プジョーの新型ハッチ「208」は、デザインも新世代に移行した。こちらは先に508に導入されたプジョーの新しいデザイン言語、フローティンググリルを採用し、ボディサイドの彫刻的なキャラクターライン、LEDを採用したヘッドランプやリアコンビランプと合わせて、インパクトのある表情を実現している。
インテリアがまた革新的だ。まず目につくのは、小径の楕円形ステアリング。低いインパネから立ち上がったメーターは、ステアリング越しに見ることになる。3008で初採用したヘッドアップディスプレイの考えを応用したそうで、運転中の視線移動が少ないので安全性が高まったという。
センターに位置するセミフローティングスタイル・7インチのタッチスクリーンも注目。オーディオ、ドライブコンピュータ、ブルートゥース接続のハンズフリーキットなどを、直感的にコントロールできる。
3ドアと5ドア、1.2と1.6、1.6ターボを用意
ボディは3ドアと5ドアがあって、グレードは3ドアがベーシックな「Allure(アリュール)」とスポーティな「GT」、5ドアは「Premium(プレミアム)」と「Cielo(シエロ)」がある。
5ドアはどちらも1.6リッター自然吸気エンジンと4速ATのコンビ、GTは1.6リッターターボに6速MTを組み合わせるという、いずれも207でおなじみのパワートレインを採用している。
では残るアリュールは? これがもうひとつのトピック。新開発の1.2リッター 直列3気筒エンジンを5速MTで走らせるのだ。ボディのダウンサイジングに合わせて、エンジンもダウンサイジングしたというわけ。
この3気筒はPSAが独自に開発したもので、騒音・振動対策としてバランサーシャフトを組み込みながら、同じ1.2リッター 3気筒の日産マーチを上回る82ps/12㎏mを発生。それでいて欧州モードでの1㎞走行あたりCO2排出量はわずか104gというエコ性能も自慢になっている。
価格はアリュールが199万円、プレミアムが216万円、シエロが240万円、GTが258万円と、ベースモデルが200万円を切ったのもうれしい。
すでにフランスではひんぱんに見かける208、日本でもポピュラーな輸入車になる日は遠くなさそうだ。
[※価格は全て消費税込み]
PEUGEOT 208 Cielo[5Door・1.6Liter] 主要諸元
全長x全幅x全高:3960x1740x1470mm/ホイールベース:2540mm/最小回転半径:5.4m/車両重量:1180kg/ボディタイプ:5ドアハッチバック/ハンドル位置:右/乗車定員:5名/エンジン型式:直列4気筒 DOHC ガソリンエンジン/総排気量:1598cc/最高出力:120ps(88kW)/6000rpm/最大トルク:160N・m/4250rpm/燃料消費率:13.4km/L[JC08モード]/トランスミッション:4速AT/駆動方式:前輪駆動(FF)/タイヤ:195/55R16/メーカー希望小売価格:240.0万円[消費税込み]
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