フォルクスワーゲン、新型ゴルフトゥーラン発売
フォルクスワーゲングループジャパンは、同社の7人乗りコンパクトミニバン「ゴルフトゥーラン」をモデルチェンジ、本日から受注を開始し2011年1月11日(火)より全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーにて発売すると発表した。
2004年4月に日本に初導入されたゴルフトゥーランは、ゴルフ譲りのダイナミックな走行性能、全席3点式シートベルトやESPなど、乗員を守る安全装備が全車標準搭載されていることなどが評価され、発売以来6年半で25,500台を販売する輸入車ミニバン。
2007年4月のモデルチェンジでは、高性能と低燃費を高次元で両立させたTSIエンジンとDSGの組み合わせという刷新されたパワートレーンが搭載された。
今回発売する新型ゴルフトゥーランは、フォルクスワーゲンの新世代のフロントフェイスを採用するなど、内外装を刷新、さらにエンジンの改良により輸入車ミニバンとして初めてエコカー減税75%対応車となった。
また、今回のモデルチェンジに併せグレード名も変更されている。エントリーグレードは従来の「TSIトレンドライン」から「TSIコンフォートライン」へ。上位グレードは従来通り「TSIハイライン」となる。
新型「ゴルフトゥーラン」の主な特徴は、以下のとおり。
1.エンジン改良、エコカー減税への対応
パワートレーンは、先代同様1.4LのツインチャージャーTSIエンジンと、乾式7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)の組み合わせ。
今回両グレード共通で、日本の排出ガス規制への最適化が行われた最高出力140PS、最大トルク220Nmを発揮する改良型1.4LTSIエンジンが搭載される。
これにより、平成17年排出ガス基準75%低減レベルを取得。加えて平成22年度燃費基準+25%となる10・15モード燃費14.6km/L(先代比+3%)を達成し、ゴルフトゥーランもフォルクスワーゲンとして5車種目となるエコカー減税対象モデルとなった。
また最大トルクの発生が従来の1,500rpmから1,250rpmとより低い回転数となったことで、さらにスムースで力強い発進加速を可能としている。
2.ドアパネル以外全てが一新された新デザイン
新型はスタイリングも刷新。ボディサイズは、全長4,405mm(先代比-15mm)、全幅1,795mm(±0mm)、全高1,670mm(±0mm)と先代モデルとほぼ同じですが、エクステリアは、ドアパネル以外全てが一新された。
フロントフェイスはフォルクスワーゲンの新しいデザインDNAである水平基調のグリルを採用。ラジエーターグリルのクロームトリムや、「TSIハイライン」に標準装備される新デザインのLEDポジションライト付きバイキセノンヘッドライトは、精悍な印象を醸し出している。リヤスタイルも変更され、テールランプやテールゲートも新デザインが採用されている。
3.ミニバンならではのシートレイアウトと安全性
新型ゴルフトゥーランは、インテリアの質感や快適装備も向上。全車にレザーステアリングホイール、オートライト、レインセンサー、自動防眩ルームミラーを搭載。上位グレードの「TSIハイライン」には、アルカンターラ&ファブリックのスポーツシートや、フルカラーマルチファンクションインジケーターを採用し、より上質感が高まった。また、ラゲッジルームは、7人乗車時の121Lから、最大で1,913Lにまで拡大されている。
安全装備としては、全車にABSやESP、ブレーキアシストなどのアクティブセーフティ装備、さらに6エアバッグや全席3点式シートベルト、むち打ち軽減ヘッドレスト(運転席/助手席)などのパッシブセーフティ装備を採用。
4.フォルクスワーゲンのミニバンラインアップとしてのゴルフトゥーラン
コンパクトミニバンの新型ゴルフトゥーランとともに、ラージサイズミニバンの新型シャランも併せて導入することで、フォルクスワーゲンは年間70万台の規模を持つ日本のミニバン市場に、2種類のミニバンを持つことになる。
シャランは本格的なファミリータイプミニバンとして、ゴルフトゥーランはファミリーユースはもとより、広い居住空間を利用したパーソナルユースミニバンとしての役割を担うという。
5.価格及びオプション
価格は、新型「ゴルフトゥーランTSIコンフォートライン」が2,930,000円。「ゴルフトゥーランTSIハイライン」が3,390,000円。オプションは、電動パノラマスライディングルーフが147,000円、RNS510パッケージ(HDDナビゲーション、MEDIA-IN、ETC、リヤビューカメラ“RearAssist”)が、304,500円、レザーシートパッケージ(レザーシート及び運転席/助手席シートヒーター、ハイラインのみの設定)が315,000円。
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