ボルボ、2030年までに完全なプレミアムEVカンパニー向けたロードマップを発表

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ボルボは2021年6月30日、オンライン テクノロジー イベント「ボルボ・カーズ・テック・モーメント」において、2030年までに完全な電気自動車のプレミアム カー カンパニーへと移行し、急成長するプレミアム エレクトリック セグメントの世界的リーダーとなるためのテクノロジー ロードマップを発表した。

目次[開く][閉じる]
  1. 電動自動車時代に向けたロードマップとコンセプトカーを発表
  2. 2020年代半ばまでに60万台の電気自動車を販売する
  3. 最高の車を生み出すことを約束した最高経営責任者

電動自動車時代に向けたロードマップとコンセプトカーを発表

ボルボは、スウェーデンのイェーテボリからのライブイベントで、すべての次世代車が電気自動車になるという、ボルボの未来を支える技術を公表した。

ボルボ・カーズ・テック・モーメントでは、完全電動化への道筋、ソフトウェア開発の内製化の推進、コンピューティングの集中化、次のレベルの安全技術計画、安全な自律走行の導入計画などの分野で、新しい情報の発表とQ&Aが行われた。

また、インフォテインメントに対する将来のアプローチや技術ロードマップを視覚化し、純粋な電気自動車時代向けたデザインの将来像を示すコンセプトカーも発表した。

2020年代半ばまでに60万台の電気自動車を販売する

ボルボは全面的な電動化に取り組んでおり、次世代の完全な電気自動車のためのプランを立てている。次世代の電気自動車は、現在の電気自動車と比較して実際の走行距離が2倍以上、バッテリーの充電速度が格段に速くなり、所有コストと充電コストの両方が低くなるような車を目指す。また、2020年代の半ばまでに、世界で120万台の販売を目指し、そのうち少なくとも半分は完全な電気自動車とすることが目標だ。

財務面では、世界の3つの販売地域すべてで販売台数と収益の増加、より効果的な販売及び流通チャネル、関連会社とのシナジー効果、電気自動車の品揃えの充実などにより、2020年代半ばまでに年間営業利益率を8〜10%にすることを目標としている。2020年代半ばまでに、電動車両と内燃機関搭載車両のあいだで同等の売上総利益率を達成することにより、収益性がさらに向上することが期待される。

ソフトウェア開発を内製化

ボルボは、未来の車の差別化要因として、また利益成長の原動力として、ソフトウェアの役割が高まっていることを反映し、最先端のNVIDIA技術を用いて車内のコア コンピューティングを切り替えるとともに、ソフトウェア開発を内製化し開発サイクルの短縮化に注力する。

これは、従来の自動車業界の開発アプローチとは明らかに異なるもので、柔軟性を高め開発スピードを向上。また、新しいサービス、技術、ソフトウェアのOTA(無線通信)を迅速に展開できるようになる。

安全性向上のためにリアルタイムデータを活用

安全性における業界のリーダーであるボルボとしての立場を反映し、次世代のボルボ車は安全性における新しい基準を設定。LuminarのLiDARセンサーを標準装備することで、車を自律走行に対応したハードウェアとするとともに、車の安全レベルを常に向上させるため、リアルタイムデータを活用することを模索している。

グーグルとのコラボレーションは継続

ボルボは、Googleとのコラボレーションを継続し、インフォテインメントとコネクティビティに対する業界をリードするアプローチを次のレベルに引き上げる。新しいインフォテイメントシステムは、シンプルで落ち着いた安全な体験を提供することに加え、ボルボとGoogleのエコシステムをシームレスに統合することに重点を置く。

最高の車を生み出すことを約束した最高経営責任者

最高経営責任者のホーカン・サムエルソンは、「2030年までに電気自動車のプレミアム・カー・カンパニーへと移行するにあたり、当社は94年の歴史の中で最高のクルマを生み出すことを約束します。今は当社の発展にとってエキサイティングな時期であり、シームレスなコネクティビティ、業界をリードする安全基準、先進的な自律走行を提供する電気自動車に対するお客様の高まる要望に応えていきます」とコメントした。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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