国産メーカー初のハイパーカー爆誕!? GR Super Sport(仮称)がル・マンで初走行
第88回ル・マン24時間レースの決勝を前に、トヨタ GAZOO Racing(以下TGR)は、開発中のハイパーカー「GR Super Sport(仮称)」でサルト・サーキットを走行し、その様子を公開した。今回のデモ走行は、2018年の東京オートサロンにて、GRスーパースポーツコンセプトが披露されて以来となる。
国産初のハイパーカーを世界初披露
今回走行したのは、2018年・2019年にル・マン総合優勝を果たしたTS050 HYBRIDをベースにしたロードカー、GR Super Sport(仮称)の開発中モデル。特別にオープン仕様にカスタマイズし、GRのカモフラージュ柄が施された車両に、かつてトヨタのWECドライバーとして活躍したアレックス・ブルツと村田チーム代表が乗り込み、デモンストレーションラップと決勝スタート前のトロフィー返還を行った。
今シーズンまで、ル・マン24時間レースを含むWECのトップカテゴリーである「LMP1(ル・マン・プロトタイプ1)は廃止され、来シーズンより「LMH(ル・マン・ハイパーカー)」に変更される。それに合わせ、トヨタは国産メーカーでは初となるハイパーカー「GR Super Sport(仮称)」を開発。2018年の東京オートサロンにもGRスーパースポーツコンセプト出展し話題となった。
3億円とも言われるなか初期ロッド分は完売!?
東京オートサロン2018での発表時点で、既に初期ロッド分は優良顧客にのみ案内され完売しているという。しかもその価格は3億円とまで言われており、価格なんてことよりもとにかく欲しい!というユーザーが多いようだ。もちろん、まだ正式な販売についてのアナウンスはされていないため、明確なことはわからないが、世界の名だたるハイパーカーが1億円以上で販売されているなか、トヨタがいくらで販売するのか注目だ。
新カテゴリー「LMH」は市販車をベースにしたレーシングカー
これまでの最高峰カテゴリーだった「LMP1」と、来シーズンから導入される「LMH」カテゴリー大きな違いは、前者がレース専用モデルであるのに対し、後者は公道走行可能なロードカーをベースとしたモデルであるということ。つまり、実際にレースで使用される専用モデルとは別に、公道を走れるモデルが販売される。
過去にも、トヨタ GT-One TS020(公道仕様はLM803)や日産 R390というル・マンに出場するために制作されたロードカーは存在したが、実際に販売されることはなく、あくまでもレギュレーションの抜け道的な扱いだった。
20台以上販売されるのは確実!?
しかし、来シーズンより導入される「LMH」の規定には、「2年以上継続生産される車であること」と「20台以上が生産されていること」という文言が盛り込まれている。したがって、“レギュレーション逃れで作った幻の1台”は通用しないのである。
そしてトヨタ(TGR)は、来シーズンから「LMH」クラスでの出場を名言しているため、国産初のハイパーカーが誕生するのはほぼ確実。近頃トヨタはモータースポーツに直結する、GRヤリスやGRスープラといったスポーツカーを続々と販売しており、GR Super Sport(仮称)の市販バージョンが見られるのもそう遠くないだろう。
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