ついに新型「ロードスター RF」が姿を現した!「コスモスポーツ」などヘリテージカーも登場!【オートモビルカウンシル2016】

マツダ ロードスターRF
マツダ R360クーペマツダ ルーチェロータリークーペ

「CLASSSIC MEETS MODERN」そんなテーマのもと開催された「オートモビルカウンシル 2016」。いろいろな場でニューモデルや新しい技術を発表している自動車メーカー各社だが、今回のイベントのキャラクターを存分に活用したマツダのプロモーションほど、ある種「水を得た魚」を見るような活き活きとしたものはなかなか見たことがないと感じた。

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「クルマのアートミュージアム」がテーマだというマツダのブースは、入口から「コスモ・スポーツ」、日本で初めてクーペを標榜した軽自動車の意欲作「R360」、そして自動車がまだまだ普及の途上にあった段階ですでに大人の自動車文化を模索していたかのような「ルーチェ・ロータリー・クーペ」の3台が来場者を出迎える。

マツダ コスモスポーツ

中に入っていくにつれ、今までにマツダが世に送り出してきた作品の数々から、デザインの変遷、クレイ

プレスカンファレンスの中で、前田育男常務は「カーデザイナーとして自動車文化は常に意識しなくてはならないこと」と語り、この場でマツダが何を語らねばならないかを強く自覚しており、その強いメッセージを認識させられるような展示だった。

そして過去を振り返るばかりではなく、マツダはそのような展示を前にさらなる挑戦でもある『4点』の話題を発表した。

【1】ND型4代目ロードスターの主査交代

ND型4代目ロードスター主査の中山雅氏 (画像は以前撮影した時のものです)

まず一点目は今までND型4代目ロードスターの主査を務めてきた山本修弘商品本部主幹がこのほど、主査を中山雅チーフデザイナーに引き継ぐと発表したこと。

自身はロードスターアンバサダーとして活動し、すでに四半世紀の歴史を刻み、世界中の人々から愛されてきたロードスターのこの先のヒストリーをユーザーとともに綴っていくという。また山本氏から主査のバトンを引き継いだ中山新主査は「確かに異例かもしれないが、これ自体がチャレンジであり、デザイナーだからこそできることもあるはず。車内でもロードスター愛は誰にも負けないと自負している。ロードスターとともに愛車を愛でる土壌を作っていきたい」と語った。

【2】「ロードスター RF」を公開

マツダ ロードスターRF
マツダ ロードスターRFマツダ ロードスターRF

2点目としては、先にニューヨーク自動車ショーで展示されたマツダMX-5RF(日本名:ロードスターRF)が公の場では初めて公開された*。

マツダが大切にしてきたデザインヘリテージの中で、生きた魂動デザインをさらに進化させ、クルマにアートとしての要素を込めたと山本前主査は話す。さらに「お客様の中に眠る高ぶりを呼び起こしたい」と語った。

秋口より受注開始、年内にはデリバリーをスタートさせる運びとのことである。

* 2016年5月29日 軽井沢にて開催された「ロードスター 軽井沢ミーティング 2016」にて日本初公開を果たしている

【3】初代「ロードスター」のレストアなどのサポート体制を強化

【初代】ユーノス ロードスター[1989-1997]

3点目は、初代ロードスターのレストアおよびサービスパーツの維持、供給についての検討を開始したことを明らかにした。こちらは2017年度後半からのサービス開始を目指すとしている。

中山新主査自身のガレージにも初代と現行型NDロードスターが二台並んでいるのだという。「そうした共に過ごしてきた時間の中で得た経験、しみついたにおい。そしてそういう古いクルマを愛でる車文化を日本でも定着させていくことにチャレンジしていきたい」と語った。

【4】資生堂と共同開発したオシャレすぎるフレグランスを発表

そして4点目はマツダのデザインの思想・哲学である「魂動‐SOUL of MOTION」を象徴するフレグランス「SOUL of MOTION」(非売品)を資生堂と共同開発し発表したこと。

「クルマを文化として語るうえで、カーデザインでは表現できないことでも感性に訴えることに挑戦したかった」と前田常務は語った。これに関してはプレスカンファレンスとは別に、改めて前田常務、資生堂の信籐チーフクリエイティブディレクター、森下シニアパフューマーによるフレグランストークセッションが開催された。

ほかマツダのスピリットやマツダと同じ風土で作られたデザインオブジェなども展示された。

古くからデザインを大切にし、常に文化を意識したクルマ作りをしてきたマツダの企業風土と、人から人へ受け継がれ、人と人とが共鳴しあうことで生み出されるデザインやアイデアはアートそのもの。マツダがチャレンジしてきたことはすなわち単なるクルマづくりというより芸術を生み出すことに似ていて、その挑戦ははてしなく終わらないのだ。そんなメッセージをギャラリーに訴えるマツダブースには、名だたる名車も多数展示されたオートモビルカウンシル2016の会場の中でも人足の絶えない場所となった。

[Text:ダブルクラッチ/Photo:小林岳夫・オートックワン編集部]

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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