ポルシェ、フルモデルチェンジしたばかりの新型「パナメーラ」予約受付を早くもスタート

価格は1,591万円から

ポルシェ 新型パナメーラ
ポルシェ 新型パナメーラ

ポルシェ ジャパンは、ドイツ・ベルリンで6月28日(現地時間)にフルモデルチェンジを発表したばかりの4シーターGT「パナメーラ」の第2世代モデル、新型「パナメーラ 4S」「パナメーラ ターボ」について、7月28日(木)より予約受注を開始する。

価格は、パナメーラ 4S(ステアリング:右)が1591万円、パナメーラ ターボ(ステアリング:右/左)が2327万円となる。

新世代パナメーラは従来モデルに対しデザインを一新。偉大なスポーツカーのアイコン「911」のデザインアイデンティティを与えながらも、同時にパナメーラらしさも継承させることに成功。長く、ダイナミックなプロポーションと目を引くショルダー、力強いサイドパネル、そしてリアを20mm低くしたことで引き締まったルーフラインでスタイリッシュに生まれ変わった。

インテリアにはブラックのパネル面とインタラクティブなディスプレイが採用され、スマートフォンやタブレットの見やすさ、直感的な操作マトリックスと、車の制御のための実用性を兼ね備えている。

従来のハードキーとメーター類は大幅に縮小され、新しいポルシェ アドバンストコックピットの中央に設置されたタッチパネルと個別に設定可能なディスプレイに変更された。

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ポルシェ 新型パナメーラ
ポルシェ 新型パナメーラ

また、シャシーにもラグジュアリーサルーンの走行快適性とスポーツカーの性能が兼ね備わっている。これはオプションのポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)を含む新しい3チャンバーテクノロジー付アダプディブ エアサスペンション、ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス(PTV Plus)とアクティブロールスタビライザーを含む強化されたポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロール・スポーツ(PDCC Sport)、および新しい電気機械式パワーステアリングなどの革新的なシステムで優れた基本レイアウトを補完することによって実現した。

新型パナメーラのシャシーは統合された4Dシャシーコントロール システムによって制御されている。このシステムは、車両の走行挙動をリアルタイムに検出してシャシーを制御することで、パナメーラのパフォーマンスを最大限に発揮する。

さらにポルシェは、スポーツカーのステアリング精度とハンドリングをパナメーラで実現するために、918スパイダーと911ターボ由来の装備であるリアアクスルステアを採用した。また、ブレーキの性能も改善されている。

エンジンは、さらにパワーアップしながら燃料消費量とエミッションが大幅に改善された。パナメーラ ターボ、パナメーラ 4Sには新しいツインターボ直噴エンジンが搭載されており、これらの全てにフルタイム4WDと新しい8速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)が装備されている。

新しいパナメーラに搭載されるエンジンのターボチャージャーはシリンダーバンクのV字の中央部に統合されている。このセントラル ターボ レイアウトを採用することで、エンジン自体がさらにコンパクトになり、搭載位置を下げることができ、車両の重心にプラスの影響を与えると同時に、2つのターボチャージャーとシリンダー燃焼室の距離が短くなり、スロットルレスポンスが改善される。

ポルシェ 新型パナメーラ
ポルシェ 新型パナメーラポルシェ 新型パナメーラ

オプションのスポーツレスポンススイッチ付モードスイッチを使用するとさらにエンジンレスポンスが向上する。918スパイダーで初めて導入されたモードスイッチは、ステアリングホイールのロータリーリングによる直感的操作で4つのドライビングモード(ノーマル、スポーツ、スポーツ プラス、インディビジュアル)を操作することができる。スイッチの中央にはスポーツレスポンススイッチが付いており、このスイッチを押すとパナメーラの性能を最大限に発揮することができる。

パナメーラ ターボはモデルシリーズ内で最もパワフルなガソリンエンジンを備えている。4.0リッターV8ツインターボエンジンが先代を30PS上回る最高出力404kW/550PS(5,750rpm時)と70N・m上回る最大トルク770N・m(1,960-4,500rpm)を発揮する。

0-100km/h加速タイムは3.8秒、スポーツクロノ仕様車の0-100km/h加速タイムは3.6秒で、最高速度は306km/hに達する。パワーウエイトレシオはわずか3.6kg/PS。一方、燃料消費量は、先代より1.1リッター/100km少ない9.4–9.3リッター/100km(NEDC)で、CO2排出量は214–212g/kmとなっている。

ポルシェは、圧縮された空気をV8の燃焼室に供給するためにツインスクロールターボチャージャーを使用している。反対方向に回転する2つのチャージャーが低回転域から最大のトルクを発生させる。

パナメーラ ターボは、アダプティブ シリンダー コントロールを備えた初のポルシェ。部分的な負荷の作動において、システムは一時的に8気筒から4気筒エンジンに変わる。これによって、4気筒状態の出力要求に応じて燃料消費量が30%まで削減される。

パナメーラ 4Sの2.9リッターV6ツインターボエンジンは、最高出力324kW/440PS(先代比20PSプラス)を、公称回転数をわずかに上回る5,650rpmで発揮する。最大トルクは1,750回転から5,500回転の間で550N・m(同30N・mプラス)を発生、0-100km/h加速タイムは4.4秒(スポーツクロノ仕様車の0-100km/h加速タイムはわずか4.2秒)、最高速度は289km/hに達する。

燃料消費量は、先代より1.0リッター/100km少ない8.2–8.1リッター/100km(NEDC)で、CO2排出量は先代より11%低い186–184g/kmとなる。

パナメーラ ターボの8気筒エンジン同様にパナメーラ 4Sの6気筒エンジンも燃焼室の中心にダイレクト フューエル インジェクションが位置している。これによって最適な燃焼、最高の効率性、そして非常に優れたエンジンレスポンスを提供する。加えて4Sとターボは重低音の見事な真正のサウンドが特徴的である。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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