三菱、コンパクト1BOX『デリカD:2』を一部改良
デュアルジェットエンジンとアシストバッテリーを新たに搭載し、全グレードがエコカー減税対象車に
三菱自動車はコンパクト1BOX『デリカD:2』を一部改良し、12月5日(木)から販売を開始した。
今回の一部改良では、アイドリングストップ機能「オートストップ&ゴー(AS&G)」を搭載した「S AS&G」グレードに、「デュアルジェットエンジン」と「高効率減速エネルギー回生システム“アシストバッテリー”」を搭載したことにより、力強い走りと低燃費を両立し、クラストップの低燃費25.4km/Lを達成した。エコカー減税対象車として、自動車取得税と重量税が免税になる。
また「S」「X」グレードの4WDも、「デュアルジェットエンジン」搭載により、燃費を大きく改善。エコカー減税対象車となり、自動車取得税と重量税が50%軽減される。
さらに、「S AS&G」にブルースケルトンのフロントグリルを採用したほか、全車でバンパー、エアダム、アルミホイール、ルーフスポイラー、メーターなど内外観のデザインを変更。加えて、リヤドアに「ワンタッチ電動スライドドア」を採用し、使い勝手も向上した。
主な改良ポイント
(1)エンジン・燃費
・エンジンの燃焼室をコンパクト化し圧縮比を高め、1気筒あたり2つのインジェクターで燃料を霧状に噴射し燃えやすくする事で、熱効率を徹底的に追求した新開発の「デュアルジェットエンジン」を、「S AS&G」と「S」「X」の4WDに新たに搭載し、力強い走りとクラストップの低燃費を両立。
・減速時のエネルギーを利用して発電し、その電力を蓄えて電装品に供給する「アシストバッテリー」を「S AS&G」に採用。エンジンを使っての発電が最小限となり、ガソリン消費を抑えるほか、発電によるエンジン負荷も軽減され、動力性能が高まる。「デュアルジェットエンジン」と「アシストバッテリー」の搭載により、「S AS&G」の燃費は、従来モデルの21.8km/Lから25.4km/L(JC08モード、国土交通省審査値)へ大幅に向上。
・「デュアルジェットエンジン」を搭載する「S」「X」の4WDも、それぞれ18.0km/Lと18.8km/Lから19.4km/L(JC08モード、国土交通省審査値)へと燃費を改善した。
(2)デザイン(エクステリア・インテリア)
・「S AS&G」に低燃費モデルとして特徴的なブルースケルトンのフロントグリルを採用。
・新デザインのバンパー(フロント/リヤ)、ルーフスポイラー、エアダム(フロント/サイド)、15インチアルミホイールを採用し、質感を向上。
・ボディカラーに、「フィズブルーパールメタリック」と「カシミールブルーパールメタリック」の2色を追加。
・繊細なグラフィック表現で視認性を高めたハイコントラストメーター(常時照明点灯タイプ)を採用。また、燃費のよい走りをサポートするECOドライブアシスト照明、アシストバッテリーの発電状況やバッテリー残量が一目でわかるアシストバッテリーインジケーター(「S AS&G」のみ)を設定。
(3)機能・装備
・リヤ電動スライドドアに、ドアハンドルのボタンをワンタッチすることで、スライドドアが自動で開閉する「ワンタッチ電動スライドドア(セーフティ機構付)」を標準装備した。(「S AS&G」「S」は後席両側、「X」は後席助手席側のみ)
・運転席と助手席それぞれのシートバックに、後席用の折りたたみ式パーソナルテーブルを標準装備。
販売概要
販売目標台数(2013年12月~2014年3月):『デリカD:2』4,000台
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 (消費税込) | エコカー減税 |
---|---|---|---|---|---|
X | 1.2L DOHC16バルブ 4気筒 | CVT | 2WD | 1,557,150円 | 50%軽減 |
4WD | 1,714,650円 | ||||
S | 2WD | 1,676,850円 | |||
4WD | 1,834,350円 | ||||
S AS&G | 2WD | 1,808,100円 | 免税 |
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