フォルクスワーゲン グループ、中国における事業拡大計画を発表
2012年4月23日、中国の温家宝首相とドイツのDr.アンゲラ メルケル首相が、ウォルフスブルグのフォルクスワーゲン工場を訪問した。両国首相の立会いの下、フォルクスワーゲンAGの ヴィンターコルンCEOと中国におけるパートナーである上海汽車工業総公司(SAIC)の代表者は、中国西部のウルムチに新工場を建設する契約書に署名をした。
新工場には、合計で約1億7,000万ユーロが投資される。この工場では、2015年から年間最大5万台の車両を生産する予定である。
さらに、フォルクスワーゲングループと中国第一汽車集団公司(FAW)は、合弁事業を25年間延長することに合意した。この合弁事業は1991年に立ち上げられ、現在は、長春、成都、大連で車両およびコンポーネント工場を操業している。
20年以上にわたる順調な提携を背景とし、フォルクスワーゲンとFAWは、E モビリティや新しく革新的な製品開発に関するプロジェクト、ファイナンシャルサービス部門における各種サービスの提供に集中するべく、戦略的パートナーシップをより拡大する。
ならびにフォルクスワーゲンは、自動車部品のサプライヤーが周辺部へ進出することをサポートし、独自のトレーニングセンターを開設する予定である。
上海-フォルクスワーゲンとFAW-フォルクスワーゲンの2つの合弁事業では、合計で約5万人の従業員を雇用し、10ヶ所の工場で、車両、ギアボックス、シャシー、エンジンを製造している。
この2つの合弁事業は大幅に拡大され、2016年までに合計で140億ユーロの投資が行われる予定だ。
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