R31スカイライン専門店のドリフト競技最高峰レース参戦車が登場【東京オートサロン2020】
- 筆者: 遠藤 イヅル
- カメラマン:島村 栄二
日産 スカイラインの7代目にあたる「R31型(セブンス・スカイライン)」といえば、Gr.Aでフォード・シエラと激しいバトルを繰り広げた「GTS-R」を思い出す人が多いかもしれない。スカイラインの父と呼ばれた櫻井眞一郎氏が最後に手がけた世代としても知られている。そのR31型だけを専門に扱うショップ、R31ハウス(柴田自動車)は、2020年からドリフト競技のD1グランプリへの参戦を決定。東京オートサロン2020に、R31スカイラインとインフィニティQ60の参戦車を展示した。
ドリフトスペシャルのR31型(セブンス・スカイライン)
R1ハウス(柴田自動車)では、新たに設けた「SHIBATA」ブランドの元で、2020年のD1グランプリを戦う予定になっている
1台目は、同社の象徴ともいえる、R31型の「R31HOUSE R31SKYLINE ZEUS」だ。クラシカルなビス留めオーバーフェンダーを持ち、MOTULカラーに身を包んだボディの内側には2.5リッターを2.6リッター化、GCGタービンを組み合わせて700PSを発生するRB25型改エンジンを搭載。
足回りもマルチリンクに改造されたドリフトスペシャルだ。R31型は「D1 LIGHTS」に参戦する。
最高出力1000馬力! インフィニティQ60の走りにも期待大
R31型スカイラインの横には、大型スポイラーを備えたインフィニティQ60の姿も。先代のV36型「インフィニティG37クーペ」はスカイラインクーペとして日本でも発売されていた。インフィニティQ60のセダン版「インフィニティQ50」は、日本で発売されている現行型V37型スカイライン。日本未発売のインフィニティQ60も、スカイラインの系譜上にあるモデルといえる。
積まれるエンジンはGT-R用のVR38DETTを4.1リッターまで拡大して移植したもので、最高出力はなんと1000PSに達するという。
[筆者:遠藤 イヅル/写真:島村 栄二]
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