日本版コンシューマレポート-レクサス CT200h ユーザー試乗レビュー-(2/5)

日本版コンシューマレポート-レクサス CT200h ユーザー試乗レビュー-
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CT200hのユーザー評価・レビュー/エクステリア

レクサス LF-Ch

「なんなんだ、これは?」

2009年、フランクフルトショーに登場した「LF-Ch」。その市販車版として、2010年のジュネーブショーに「CT200h」が登場。

そのどちらの造型に対しても「なんか、変だな?」と、筆者は思っていた。そこで、その造型に感じていた心の引っ掛かりを同車チーフエンジニア・定方氏にぶつけてみた。

すると、「そう思われるかもしれませんね」と、あっさり「変な造型」を認めた。そして、こう続けた。

「実は、元々このクルマ、ED2(読み方:イーディースクエア/南フランスの欧州トヨタデザインスタジオ)のモデルがベースとなっています。ただ、フロントマスクがあっさりとしていたので、日本側のデザインスタッフを含めてかなり改良しました。結局、クルマの前半分と後半分が違う印象になっています」

なるほど、だから「変な気分」になるのか・・・。さらに定方氏は続けた。

「そのため、最後の最後まで悩んだのが、この部分(手元にあったカタログで、リアハッチの側面・いわゆるCピラーを指して)です。何度も何度もやり直して、この形状になりました」

レクサス CT200h リアイメージ

ボディの前後をつなぐCピラー。確かに、不思議な格好をしている・・・。これが、本稿冒頭で書いた「CT200hのエクステリアの秘密」だ。

さて、トヨタ広報資料では「CT200h」のエクステリアの強調ポイントは2点だ。

「空力と両立させ絞り込んだサイド面」と「走りを予感させる安定感のあるスタンス/アッパーボディの絞込み・ボディ下の張り出し」だ。またヘッドライトには89個のLED、リアコンビライトはプレステージ性を演出した。

こうして出来上がった「CT200h」のエクステリア。その印象について、ユーザーの声は、ほとんどがポジティブ。「変な格好」という意見はゼロだった。

以下、その全コメントをご紹介する。

レクサス CT200hのエクステリアに関する全コメント

レクサス CT200h

・全体に重厚な感じでよい。同タイプのアウディやBMWと似ている (ツツミさん 東京都)

・近代的で今一番乗りたい車だ (ヤマグチさん 大阪府)

・想像以上にスポーティーな感じでした (テルさん 東京都)

・洗練されている (レオゴンさん 大阪府)

 ・レクサス初のハッチバックで高級感を醸し出して、凛々しい顔のようでした。一目惚れして購入即決でした (akiさん 神奈川県)

・スポーティかつエレガントで、デザインについては個人的にはパーフェクト (のりぼうさん 兵庫県)

・よくあるハッチバック (007kさん 和歌山県)

・かなり、かっこ良く、男性向けという感じ。カラーは、個人的に白が好み。爽快感を感じる (スズキさん 埼玉県)

・なかなか格好の良いデザインだと思います。少しリア部分が絞り込みすぎている感じはありました (アサノさん 岐阜県)

・プロトタイプを見たときの印象が強かったのであまり個性のないデザインだと思った。でもそれが逆にレクサスの個性と言えるかもしれない (ウルトラセブンさん 新潟県)

・デザインを主張しすぎずかっこいいです (nqi11455さん 群馬県)

・とても品がよい (izu00126さん 群馬県)

・モーターショーで見たLF-Chを見て期待していましたが、やはり市販化されると無難なデザインになってしまうものなのだと思いました (バンさん 埼玉県)

・ヘッドライトがもう少しつり目でもいいと思うが、全体として非常によくまとまっている (ヒガシタニさん 福井県)

・レクサスらしくないけど、こういう挑戦もあり (孤独なドラマーさん 岡山県)

・リアランプが横目なので好きです (ナカジマさん 北海道)

・思いの外、大柄な車に見えます。フロントはレクサスデザインを踏襲しているので、シャープさと高級感がありますが、リアはやや高級感に欠けます (tfkさん 神奈川県)

レクサス CT200h ヘッドライト

 ・スポーツカーのような印象でした。カッコよかったです。特に、LEDヘッドランプを装着した「目」がいいです! (ノナカさん 佐賀県)

・レクサス共通?のフロントで良いと思います (はるさん 福岡県)

・フロントはISに似ていて好きな感じだけれど、Cピラー付近のデザインが煩雑な印象。リアもいまいち面白みにかける。ただ、段々みなれて全体的なまとまりは悪くないような気がしてきた (エアチャリオットさん 東京都)

・チープな感じが否めない。ホイールのデザインも悪い。特にホイールは、洗車時に掃除が大変。プリウスのような、スポークのアルミにしてほしかった (燐夜さん 埼玉県)

・レクサスらしい顔つき (シモムラさん 福井県)

・上品にまとまっているが、何か骨太感が欲しかった (ナナさん 山形県)

・ワイドビュー (bnaobさん 大阪府)

・カルディナを洗練させたような感じ。レクサスの車とわかるような共通イメージ。全高はスポーティさを表したいのだろうがもう少し高めの方がバランスはいいかも (cordiaさん 静岡県)

・シャープな印象で、女性に似合いそうな感じでした (クラブレーサーさん 愛知県)

・レクサスブランドとしての高級感が無い様に感じた (chouzinさん 岡山県)

・外観デザインは好きな型ですがサイドのラインが少し物足りない感じがしました (キタナカさん 大阪府)

・法規の対応で難しい面があると思うが、ショーカーのまま登場して欲しかった (ハラダさん 山梨県)

・誰もが憧れるレクサスです。普段から色々な車を乗っていますがやはり乗り易いですね。外観はレクサスらしく落ち着いているのに格好良いデザインです。まあ正直、もう少し変えても悪くはないかなとも。走りの面は街乗りだけですが非常に乗り易いです。車内へのロードノイズも少ないですのでドライブなどにもお勧めです (イシトさん 千葉県)

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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